日本聖公会・日光真光教会 S60.8.2

外国人が多く避暑地として訪れるようになり、教会の建立が求められた。
1890(明治23)年に、立教大学などを設計した、アメリカ人ガーディナーによって小さな礼拝堂(聖変貌教会)が建てられたが、手狭になったため、場所を変えてこの教会が建てられた。

重厚な印象のゴシック式建築で、ガーディナーの後期の代表作。
外壁は大谷川から採取した安山岩による乱石積。内壁は鹿沼石の平張り。

簡素で落ち着きのある中に唯一の彩りとも言えるステンドグラスが、目を引く。
礼拝堂の祭壇の下に、ガーディナー夫妻の遺骨が納められていると言われている。

1914(大正3)年築/計:J.M.ガーディナー石積スレート葺所在地栃木県日光市本町1-6