差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2004年8月1日日曜日 14:34
宛先: 銭湯ML
件名: 大船

ナカムラです。

今日(7/25)は、「大船ラドン温泉(横浜市栄区)」に行ってきました。
「田谷の洞窟」で有名な定泉寺の隣に位置しています。
大船駅(JR東海道線)から2.2キロ。1時間おきに送迎バスが出ています。

一昨日訪れた、新鋭の施設「野天湯元・たや・湯快爽快(横浜市栄区)」の至近にある、旧来型の健康センター。
名前も、最近まで「大船ラドン健康センター」だった。
対抗馬が出来て、どうなっているのかなというのと、今日は暑いので戸塚からクルマで10分行ける同湯へ・・・。

前は何回も通っているけど、「大船ラドン温泉」という運動会型の入場門を入るのは初めて。
大きな施設だけど、意外に駐車場が小さい。
郊外型のラーメン屋程度、30台くらいしか駐車スペースがない。

鉄筋のホテル然とした建物の上には「大船ラドン温泉」と赤いネオンが点っている。
自動ドアを入ると絨毯。ホテルのロビーのよう。
しかし、両サイドに下足ロッカーが並んでいるのが、「らしい」。

広いフロントで800円を払うと、大小タオル、上下の館内着、ロッカーキーが入ったバッグを渡される。結構、ゴージャス。
料金は2100円と高いけど、平日は5時以降、土日は7時以降、800円になる。

いきなり大広間。最大で300人収容できるらしい。天井が高いこともあって体育館のよう。
ステージではカラオケを歌っている人が・・・。
みんな結構うまい。

ここは、1泊2食付で宿泊客も受け入れている。
専門の料理人を抱えているのだろう。
宴会場の前のショーウィンドーの料理は、気合が入っているし本格的。値段も高くない。

温泉は2階。階段を通って、長い廊下を進んで行く。
まさに、温泉旅館で浴室へ赴く雰囲気がある。

脱衣所はビル施設だけど低くはない。
ボール型のシーリングランプが1メートル間隔に、多数ぶら下がっている。
落ち着いた雰囲気を演出しようとしたんだろうけど、ちょっと違うかな。数が多くて落ちつかない。
天井扇も2つくらい回っていた。天井扇ってもっと古い時代のものかと思ってた。

ロッカーは、幅が狭い金属製のもの。縦横に並んでいる。市民プールのよう。
洗面台には、髭剃り、歯ブラシ、整髪料がフリーで並んでいる。

浴室は幅3間、奥行4間。
天井は、入口側が高さ2間、庭のある奥側が2.5間の高さ。
だんだんと高くなり、奥壁が全面がガラス張りになっている。
真中に岩風呂。透明度が30センチくらいの黒湯になっている。

さらに、隣に「ラドン室」とか「ラドンカプセル」とか呼んでいるガラスで仕切られた浴槽がある。
幅2間半、奥行1間くらいの浴槽で、熱気がこもっている。
なかなか気持ちが良かった。

奥壁のガラスの外のあずま屋の下に露天風呂(温泉ではない)、そしてサウナ。
前は池、その奥は裏山の鬱蒼とした森になっている。ライトアップされ、借景としては悪くない。
その森から、放水銃のような瀧が高さ2間ほどの所から池に落ちている。
銭湯の庭の池とは迫力が違う。

「浴室を走っている子供さんがいたら注意してあげて下さい」との貼り紙。珍しい貼り紙だなぁ。
そう思っていると、大広間で走り回っている幼児に対し、配膳のお姉さんが注意してた。
それでも幼児が言うことを聞かないと、大きな声で叱り付けていた。

接客施設で大きな声を出すのはスマートではないけど、子供に怪我をさせないとの姿勢は評価できる。
最近では珍しい光景だなぁと感じた。昔はこういうのって、よくあった記憶がある。

日曜日の20:00から21:00の滞在。
大広間では、まだゆっくり寛いでいる人が多かった。
泊まり客なのかな・・・。

古い施設だけどそれなりにメンテナンスされている。
流れている時間が、そこらのスパー銭湯よりもかなりゆっくりしていて落ち着ける。
時間限定だけど、800円なら、十分に満足できる内容だった。