差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2009年9月26日土曜日 1:25
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 尾久ゆ〜らんど熊の前(荒川区東尾久)

ナカムラです。

今日(9/11)は、「尾久ゆ〜らんど熊の前(荒川区東尾久)」に行ってきました。 熊の前駅(日暮里舎人ライナー)から、0.4キロ、4分くらいです。

週末の銭湯ツアー。初めて日暮里・舎人ライナーにでも乗ってみるかと19:00くらいに会社を 出た。

舎人ライナーは、橋上駅の日暮里駅から、さらにエスカレーターを上がったとことに乗り場が ある。かなりの高さから発車し、どことなくジェットコースタが発車する時の雰囲気がしない でもない。

熊の前駅は都電・荒川線で何度も通ったことがあるけど、舎人ライナーで降りると街の雰囲気 が変わって見える。

最初はレトロなやまと湯をチェック。黒瓦のエントランスを持つレトロ銭湯。今日は定休日だ った。

次は熊の前の商店街の中にある天徳湯。同湯は銭湯マップでは木曜日が定休日だけど、明かり が付いていない。そして入口脇には廃業の告知が。。。60年余りの歴史をこの月末で閉じるよう だ。

さて、尾久ゆ〜らんど。熊の前の商店街が尽きる当たりの四辻を少し入ったところにあるビル 銭湯。入口の上には「尾久ゆ〜らんど熊の前」と記され、青い前電球の電飾が垢抜けない。

暖簾をくぐれば松竹錠の下足箱が並ぶエントランススペース。ブーツ用と書かれた大きな下足 箱を初めて見る。

ドアを通れば、2階までの吹き抜けで、畳敷30畳ほどの休憩室が広がる。その傍らにフロン トスペース。サウナはプラス300円。渡されたのはひっ掛けキーのみでバスタオルは付かな い。同湯の老朽設備からして、やや割高な感しを受ける価格だ。

浴室は1階と3階。週単位の入れ替わりのようで、今日は3階が男湯。エレベーターは無いの で、中2階から誰もいない吹き抜けの休憩スペースを眺めながらテクテクと階段を昇っていく。

3階に上がると入口周りがブラックライトで照らされ、場末のスナックビルに入ったような錯 覚がある。

松竹シリンダ錠が並ぶ脱衣所の広さは3間四方で、ビルの3階なので天井高さは高くない。壁 紙は、壁全面に雲浮かぶ青空にカモメが飛ぶ図という、これもどうかというもの。

浴室は、幅4間で奥行5間と大きい。プラ板張りのさほど高くない天井に長方形の湯気抜きが 2つ。

レバー式カランや、湯桶を乗せる台がある構造など、関西風スー銭仕様の設備だ。タイルなど 元々の設備グレードは低くないものの、やや草臥れた感じは否めない。

浴槽はガラス張りの奥壁に接して、主浴槽が1つのみ。端に座ジェットが3機ほど並んでいて、 スイッチを入れると稼働する。

奥壁のガラスの外は、コンクリ剥き出しのただのビルの屋上風景がある。そして、そこに「露 天風呂」。露天には違いないものの、これ程、飾りっ気絶無の露天風呂は珍しいかも。

そんな、やや殺風景のなかで、サウナはなかなか広く、檜チーオール薫る心地よい安息が得ら れるものだった。テレビがあるのもいい。何より荒川銭湯なので、井戸水なのか、柔らかい水 質の水風呂がいい。

小学生の団体が怒られながらも桶で水のかけっこをしているのは、やはりこの水が気持ちいい ものだからだと見ていた。

上がりは、休憩室の氷結が250円と高かったので、熊の前の商店街を散策し「朝日屋」とい うラーメン屋で生ビールとタンメン。。。

多少混んでいることを確認して入ったけど、期待を裏切らず、太い麺のタンメンはなかなか美 味しかった。そして、熊の前の商店街は朝日屋に限らず惹かれる店々が多かった。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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