大島湯(川崎市川崎区大島) 2007.9.14

昭和29年創業。当時の建物は伝統的木造銭湯。前の通りにはトロリーバス(無軌道バス)が走っていた。

現在の建物は昭和50年に全面的に改築され、その後中普請。さらに、平成4年に番台からフロント式に改造いる。

一帯は工場労働者で人口密度が高かったと、料亭の女将のようにきりっとした白髪の女将が、懐かしそうに話してくれた。

浴室は幅3間半、奥行4間半の大型。浴槽も男女境に接して、幅2メートルの物が、奥から、薬湯(抹茶)、寝湯×3&バイブラ、水風呂と並んでいる。

島カランは1つで、外壁側から8・8・0。さらに奥壁に3。

サウナは430円にプラス270円で大小タオルとサウナ証としてのナイロンのリストバンド。

奥壁はコミカ風呂的な厚手の彫刻様のタイルでビジュアルはない。


入口看板の真ん中に「SINCE1954」と書かれている。珍しいことだ。
金曜日の20:30から21:30に滞在。相客は6、7人と以外に少ない感じだった。
上がりはビール300円と川崎駅でさらに氷結・・・。

10年ほど前に散歩の途中で、前を通ったことがあって、記憶に残っていたけど、あまり変わっていなかった。
サウナは、なかなか広くて、40年代の歌謡曲がずっと流れているという、とても快適?な空間だった。
(柳ヶ瀬ブルース、私祈ってます、円山花街母の街・・・・)


男湯の表示が「♂」になっている。さずが川崎だ。


コインランドリーから半裸のご老人が出てきて、銭湯の入口に向かって行った。
本当は全てをすっきり洗濯したかったようだが、そこは思いとどまったようだ。
気持ちは判るが、上がってきたおばちゃんも驚いていた。
川崎的ではあるが、川崎でもそうはない光景のようで、安心した。