小樽運河(小樽市色内) 1982.03.20

高校卒業時の春休みに初めて渡道する。急行「津軽」、青函連絡船、函館発の夜行普通列車を乗り込んでやっと小樽に着いた。

その後、小樽には何度となく訪れているけど、当時はレトロという言葉もなく、現在のように観光客が多く訪れる場所では無かった。

降り立った小樽の第一印象は、想像してた通り煤けた街。でも、そのくすんだ中の美しさに惹かれていく。

当時は運河の埋め立てを巡っての議論が盛んだった。結局、双方痛み分けで、半分だけ埋め立てられた。

最近の小樽は煤けていない。主だった場所からは当時の光景が消えた。何度も今回が最後かなと思いつつ、でも、何度も訪れている。