差出人: Masayuki Nakamura
送信日時: 2005年9月10日土曜日 17:40
宛先: 銭湯ML
件名: ピース湯(品川区西大井)

ナカムラです。

今日(9/9)は、「ピース湯(品川区西大井)」に行ってきました。
中延駅(都営浅草線)から、0.7キロ、10分くらいです。

環七を南下して、途中、西大井駅への道へ入っていく。
2年前、この道を西大井駅から歩いて、荏原町の亀の湯(廃業)に行ったことを思い出す。
朋優学院高校?、聞きなれない学校だと思ったら、かつての中延学園だったようだ。男女共学化とともに校名を変更したらしい。
しばらく行くと「ピース湯」の看板がある。表通りから、少し坂を下るとマンション銭湯の同湯がある。

先週、「金春湯(品川区中延)」の軟水湯のツルツル感に驚かされた。
その金春湯の軟水湯と比較したくて、今日は軟水湯を売りにしている同湯を選んだ。

前面道からは、半地下のフロント、ロビーが見渡せる。その灯りで、同湯周辺の路地裏は夜でも明るい感じになっている。

3段ほど階段を下って、下足スペース。アクリル扉の松竹板鍵のもの。傍らの自動ドアを通りフロントスペースへ。幅2間、奥行き3間ほどのなかなか広いフロント。自販機に冷蔵庫2台。大型のワイドテレビなんかがある。プロの先生を呼んでのカラオケ教室を行っているらしく、カラオケの機械なんかがある。

フロントの女性に400円を渡す。サウナはプラス400円。デフレのご時世やや高い感じがする。
ペットボトル2本までは水を持ち帰ることができたようだけど、保健所の通達により、今はできない旨の貼り紙があった。
(2リットルのペットボトル2本持って浴室に入っていた方がいたが・・・。)

牛乳石鹸の暖簾を潜り脱衣場へ。この濃厚な色使いの暖簾はなかなか気に入っている。
脱衣所の広さは2間四方。とどちらかと言えば狭い感じ。

入口方と外壁側に松竹シリンダ錠のロッカー。その他には、マッサージ機とYamatoのデジタル体重計、扇風機があるだけのシンプルな脱衣所。
中延の金春湯と同様に旭化工鰍フ軟水の能書きが架かっている。平成4年のもの。今の建物や設備は平成4年のもののようだ。

浴室は、3間四方の大型のもの。天井はフラット。半地下につき2間弱の天井高を確保している。
センターに極幅広の浴槽。水風呂、ボディマッサージ、座ジェット×2、寝風呂、電気と並び、その手前に主浴槽があるというもの。主浴槽の真中に花崗岩の球があり、その真中から湯が噴出している。

温度は41度くらいと温く物足りない。
カルシウム、マグネシウムを完全に除去した硬度ゼロのお湯。そういう意味ではこれ以上の軟水はないんだろけど、ツルツル感は金春湯の方がだいぶ勝っていた。

同湯には、さらに幅2間、奥行2間半の岩風呂の外気浴風呂がある。騒音の関係からか、外気に繋がる部分(幅半間ほど)がタキロンで蓋されている。もの凄い勢いの打たせ湯の音と、湯も濁りがある感じで落ち着かなかった・・・。

島カランは1列で、カラン数は外壁側から8・6・6。それに、奥壁に4つのカランがある。黄色のケロリン桶が関西仕様の小さなもの。

軟水装置は3000万円くらいらしい。これで180トンの水を軟水化している。金春湯には劣るけど、やはりツツルツ感は凄いものがある。石鹸の泡立ちも凄い。しかし、岩風呂の湯には濁りがあるし、室内の浴槽の湯もやや清澄感に欠ける気がした。不快に思うほどではない。

照明もイマイチ。電球色の照明が数個壁に付いているけど、脱衣所からの入口の上に体育館仕様の水銀灯が付いている。何か工場というか「人間洗濯所」にいるようで落ち付かない。

特段のビジュアルはないけど、タイル使いが厚手の白タイルに一部凹凸のある白タイルを組み込んだコミカ風呂的な造り。男女境につがいの丹頂を茶色プリントしたモノトーンのタイル絵(縦3枚×横2枚)が2組ある。

上がりは、各種ビールが240円で小袋のつまみ付き。天然水のモルツを飲む。
帰りは、伊藤博文公の墓所前を通り西大井駅へ。次の23:35久里浜行まで15分もある。
駅前のセブンイレブンでキリンの氷結を買って更に1杯。
金曜日につき、この時間の下り電車は結構混んでいる。