差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2006年7月23日日曜日 15:53
宛先: 銭湯ML
件名: クアーズMISAKI(三浦市天神町)

ナカムラです。

今日(7/8)は、「クアーズMISAKI(三浦市天神町)」に行ってきました。
三崎口駅(京浜急行線)から、4.0キロ、バスで天神町下車です。

三浦市なので、勝手に海のイメージを持ってたけど、バス停からは緩やかな坂を登り、あまり海の気配はない。平成2年築のマンション銭湯というか、10メートル強のプールをも併設する、小振りのクアハウスだ。

見ていると、お爺さんに連れられた、孫だろう3人の子供たちが浮輪を肩にかけたり、身体を中に入れて抱えたり、おでこにひっかけたりと、浮輪を思い思いの持ち方でやって来る。ここでは、銭湯のオマケではなく、「夏のプール」としての機能をも担っているようだ。

入口には硝子の風囲いがある。寒冷地の建物の入口によくあるけど、三浦半島でそんなものは必要がないので、デザイン的なものだろう。入るとすぐに壊れたチケット販売機があって、料金はフロントで支払うように書かれている。直す気がないのならば、処分すればいいのに・・・。

下足箱は金属の小ロッカー。常連客の物置きと化しているのか、使われているものが多く塞がっている。仕方なくロッカーの上に靴を載せる。

フロントは、幅6間奥行1間半ほど。薄いやや古びたカーペットが強いてあって、失礼ながら「場末」という感じがする。ただ、暑い日故に窓が開いているからか、どことなく開放度が高い感じで救われる。サウナ客は1000円。一般客は400円。今日は、400円だけを払う。

脱衣所は、幅3間四方くらいか。しかし、半分弱は、段差があって、サウナ客専用の休憩スペースになっている。実際はかなり狭い感じがする。また、サウナ客にはカギ付きのロッカーが供されるが、一般客用のロッカーにはカギがない。ロッカーも錆が目立つグレーのスチール製で、小生はあまり好きになれないものだ。

カメラが2台、お金もそこそこ持って来ているので、フロントに相談しに行くと、フロントの横に100円返還式のコインロッカーがあり、そこを使えという。まぁ、これがあれば、脱衣所は鍵無しのロッカーでも、そういうやり方もあるかなと思う。

脱衣所には、その他、自販機、Yamatoのアナログ体重計などがある。衝立の向こうのサウナ用の休憩室には、ボロいデッキチェアのようなものが5、6脚。テレビなんかはなくて、ラジオ放送が流されているのが、何ともシブい。

浴室は、幅3間、奥行6間ほど。天井はビル銭湯につき低く、男女境の一部だけ、蒲鉾型に高い部分を作って圧迫感を和らげている。
外側の1間幅に10メートル強の、短いながら本格的なプールと、温泉(井戸水)を供した古代檜風呂。プールの前には柵があって別料金で200円が必要という趣旨の掲示がある。
サウナ客は、プール料金も込みなのか。銭湯客はプラス200円でプールを使うことができるのか。料金体系を思案する。

400円しか払っていないので試すことができなかったけど、真っ裸で泳いだら気持ちいいだろう。小生の家からは遠いし、あまりリピーターで来ようとういう感じではないので、残念だ。

浴室スペースは、入口に掛かり湯槽。その後ろに観葉植物用かタイルの台があって、観葉植物なんかないので、ホコリが溜まっているのに、みんな湯道具のカゴを置いたりしている。全体的にタイルはボロくなっているし、金属部分は錆が目立つ。清掃もイマイチと、B級、C級の雰囲気が漂っている。
掛かり湯槽に、「井戸水につき飲用付加」と書いてあるけど、掛かり湯槽の湯を飲む人なんているのかなぁ・・・。

カランは、男女境に13個と奥の薬湯槽(9つの生薬が入っているらしい)の側面に2つ。
浴槽は、プールの側面の壁に沿って、入口側から、2穴ジェットの白湯槽、電気風呂、水風呂となっている。そして、プールの柵のある通路を挟んで、奥壁の向こうに、スチームサウナとドライサウナがある。

肝心の温泉浴槽は、古代檜風呂に備長炭が入れられている。やわらかい湯ではあるけど、井戸水以上の浴感はなかった。温泉槽にわざわざ備長炭を入れているんだから、銭湯側も温泉を前面に出したりはしていない。そういえば、温泉の分析書はあったのか、見ていない・・・。

上がりは、ビールらしきものは視界にはいらないので、フロントに尋ねると、奥からスーパードライを出してきてくれた。300円。
特徴はあるけど、なんか、満足度が低い銭湯だったかな。

帰りは、逸見駅(京浜急行)で途中下車。道路拡幅で、だいぶ建て替わったものの、逸見の町は趣きがあっていい。
今日は、「さくらい」という、バラック風の濃い立ち飲みスタイルの焼き鳥屋を目指す。しかし、平日しかやっていないようだ。仕方がなので、別の店で焼き鳥を食べて、JR横須賀駅まで歩く。

2軒目は、駅前の「MILESTONE」。ジントニックとアンチョビガーリックのピザ。

短時間で2軒をハシゴした後は、横須賀線でまどろみながら戸塚駅まで。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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