差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年3月20日日曜日 23:47
宛先: 銭湯ML
件名: 栄湯(渋谷区笹塚)

ナカムラです。

今日(3/19)は、「栄湯(渋谷区笹塚)」に行ってきました。
笹塚駅(京王線)から、0.3キロ、3分くらいです。

同湯の隣に見事に昭和中期的なモルタルアパートがあるので写真を撮っていると、同湯の通用口からオヤジ登場。

何だコイツはという目をしているので、
「古いものが好きで・・・。こんなアパート珍しいですよね。」
「そんで、もって、休みの日は銭湯巡りをしてて、今日は栄湯さんに入りにきたんです。温泉なんですよね。」

とりあえず、そんな説明をしたら、「ゆっくりやんな」と同湯の入口の方に行ってくれた。

同湯は、マンション下駄履きの銭湯。
瀟洒なマンションながら、屋号を記した鉄管型の煙突が伸びている。

入口は少し変わった構造。
下足箱に靴を入れ、男女別の入口を入ると、普通はフロントがあったりする。
しかし、同湯はフロントはなく、さらに暖簾が掛かった男女別の入口があって、それを通ると番台がある。

入浴料400円にサウナ300円。
サウナ証のリストバンドとバスタオルを貸してくれる。

脱衣所の広さは、幅4間、奥行1,75間くらいと横長。
マンション銭湯につき天井は1間半くらいと高くない。

サクラVの島ロッカーと4種類ものビールが入った冷蔵庫、Yamatoのデジタル体重計、椅子なんかがある。
ビル銭湯ながら、壁の下側が極めて上質の木目調の素材を使うなど、細部に拘りを感じる。

浴室へ。
入った瞬間に、いい銭湯だなぁと感じる。

幅は3間、奥行4間とごく普通の広さ。
天井は、最高部の男女境で1.75間、窓側で1.5間位の高さ。
ビル銭湯なので天井高さは低い。

島カランは1列で、カランはセンターから8・6・6。さらに、奥壁側に3。
カランはWaguriの取っ手が銀色のもの。すべてにシャワーが付いている。

タイル使いが変わっている。
床もカラン台の腰部も青い丸タイル。

鏡周りは、アワビの裏側のような複雑な色彩を放つ丸タイルが張られている。
どれも高級そうなタイル。
しかも、清掃に隙が無い。
洗い湯を流す溝なども清潔感があり、同湯の気合を感じる。

じかに床に座って寛いでいるご常連がいたけど、そうして寛ぐのが自然と思えるほど、とても清潔に保たれている。
さっきの頑固そうな親父の方針なのだろう。

浴槽は、外壁側に配されている。
外壁側は全面がサッシで、その外側には僅少な幅ながら植木が配され、すこぶるいい感じになっている。

同湯の主浴槽は温泉。
さらに、浴槽のへり、底ともに緑色と白が混ざった石張りとゴージャスな仕様になっている。

石張りとゴージャスな仕様もあるけど、同湯最大の特徴は、浴槽が温泉旅館のように掘り込まれていることかな。
銭湯でこの形式はお目にかかったことがない。
長らく、何らかの規制があるのかなと予想していたけど、今日、初めて遭遇した。
謎が深まってきた・・・。

湯は温泉成分があるのか、少し、白っぽい濁りというか、浮遊物がある湯。温度は低めで42度弱。
さほど、温泉的な浴感を感じるものではなかったけど、柔らかい感じがするお湯だ。

その手前が薬湯。温度を高めに設定している旨の貼り紙があって、温度は43度くらい。
今日は、ラベンダーの薬湯。

サウナは5人くらいのもの。利用者も多い。
水風呂は1人がせいぜいだけど、源泉が張られている。

全く黒湯でも茶褐色でもない温泉というのは珍しいかな。
毎分190リットルと豊富な量があるので、カラン、シャワーともこの源泉利用らしい。

そう、距離的に近い、廃業してしまった東北沢の第三エビス湯が無色透明のお湯だった。

温泉という点ではやや物足りない感じだけど、銭湯としては、とても好ましい感じがする。
いい銭湯だった。




第○里見荘というアパートが3つ。








栄湯の親爺は3,40年は経つかなと言ってたけど、
もっと古い感じがする。





(出所)同湯HPより。

(出所)同湯HPより。