北千住・千住遊廓跡(足立区千住柳町)
 2007.10.13

旧日光街道の千住宿の中に点在していた宿場女郎を大正中ごろに、千住柳町を免許地として集娼した。

旧日光街道からの移転組を含めて16軒でスタート。関東大震災では大きな被害が無かったため、板橋や吉原の一部業者も入ってきた。ピークは56軒程度だったようだ。

若き五木寛之も通ってきたらしく「風に吹かれて」の「赤線の街のニンフたち」に、この街の娼婦との交流が描かれている。

二十年あまり前にこの遊廓跡を目的に訪れたことがある。しかし、目立った収穫はなく敗退したことがある。いい地図もネットでの情報も無かった時代だ。今回再訪するまでの間に、多くの建物が消失した。


コの字型をしているような大きな建物だ


塔屋のような部分が目を引く。








バルコニーがあるお宅後方にタカラ湯の煙突が見える。


幼い姉弟が魚屋へ買い物。いい光景だ。


白熱電球がぶら下がるレトロな寿司屋。かなり惹かれる。