差出人: Masayuki Nakamura <masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp>
送信日時: 2012年9月23日日曜日 18:33
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 志木浴場（朝霞市三原）

ナカムラです。

今日（9/15）は、「志木浴場（朝霞市三原）」に行ってきました。 朝霞台駅（東武東上線）から、0.8キロ、8分くらいです。

土曜日のお努めの整形外科通い。さらに、カフェレストラン「千曲川」でランチを頂き、十条の商 店街で買い物。散髪までして、ちょっと気になっていた朝霞市にあるのに「志木浴場」という銭湯 に向かう。

地元の業者が一帯を開発したのか、道路の取り付けに特徴があって、その周辺だけ小規模の住宅が 密集した所がある。そんな中の、平行する多少廃墟混じりの2本の商店街のドン突きに、この湯前 町の盟主然とした志木浴場がある。

築創業40年は超えているという。コンクリ煙突を有する、モルタルのファッサードの木造銭湯。勾 配が緩やかな2つの屋根を重ねたようなデザイン。エントランス部は、左右両端に男女別の入口を 持ち、幅はあるものの奥行がスリム。簡素なモルタル造だけど何処となく洗練されている。

ドア式の扉を入ると、奥行が狭い靴脱ぎと上がりかまち。正面には松竹錠の下足箱がある。

番台への自動扉を入ると、木目プリントの新建材を貼った前面がカーブした番台に無口な女将さん が座っている。

脱衣所の広さは、幅3間強、奥行3間ほど。壁は木目プリントの新建材。高さ2間ほどの天井はや や煤けた石膏ボード。

ロッカーは外壁側だけに松竹錠アルミ板鍵のもの。その上にはスーパーのレジ袋に入れた湯道具が 少しの余地もなく並んでいる。銭湯で最もNGな光景だなぁ。。。

脱衣所を一言で言えば”明るいけど雑然としている”という感じ。アナログ体重計、冷蔵庫、洗濯 機、ちょっと大型のショーケースなどの定番品のほか、壁にはサイン入りの無名の演歌歌手のポス ター（夕焼けだんだん、新宿・・・）、椅子とともに喫茶店の卓上ゲームが2台も並んでいたりする。 しかし、島ロッカーを廃し、脱衣所の中央にテレビとソファが並ぶ。ビール類の販売もある。慣れ れば居心地は悪くない感じがする。

浴室の広さは、幅3間強、奥行4間ほど。天井は木板にペンキ塗りの2段型。島カランは2列で、 カラン数はセンターから0・3・4・5・5・6。床のタイルは星形のパール色。カラン周りは、台はえ んじ色で、側面はブルーの煉瓦調。

浴槽は、奥壁に沿って深浅の2槽。43度くらいある深槽は温室のようなケースが被された熱気浴併 用。浅槽は、バイブラ、デンキ、非冷却の水枕付きの寝ジェット×2。バイブラが”大安売り”で、 水柱がバシャバシャと顔にかかる。こちらも43度くらいと熱め。しかし、薪焚きのお湯は悪くない。 井戸水を沸かしたものだろう。

ビジュアルは、温室のようなカプセルが邪魔だけど、中島さんの男女湯を跨ぐセンター富士のペン キ絵。多少、細かなくすみが目立っている。

土曜日の19:30から20:20に滞在。最初は閑散としていたけど、20:00を回ったくらいから続々と 客が詰めかける。相客は10数人といったところ。

何か飲み物を頂こうとしたが、財布を持っていなかった。女湯の相方を呼び出すのも躊躇われたの で、早々に退散する。番台が、無口な女将さんから、咳き込んでばかりの大将に替わっていた。

外で写真を撮っていたら、辺りは暗く苦戦する。そして、蚊が多く、たくさん喰われてしまった。。。

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ナカムラ　（Masayuki Nakamura）
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