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差出人: Masayuki Nakamura <masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp>
送信日時: 2013年7月11日木曜日 22:31
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 新町温泉(徳島市東大工町)

ナカムラです。

今日(6/19)は、「新町温泉(徳島市東大工町)」に行ってきました。 徳島駅(高徳本線等)から、1.0キロ、12分くらいです。

徳島駅上のホテルに2泊。駅の改札の脇を通ると、気動車独特のディーゼルエンジンの排気の匂い が立ちこめている。駅舎はビルに組み込まれているので何の郷愁もないけど、ホームや跨線橋には 趣を残している。最近、”駅鉄”なる言葉があるらしい。小生は軽くその駅鉄なんだろうなと思うこ とがある。相方に呆れられながらも、通る度に改札口で佇み、暫く往来を眺めていた。

2日目に新町を歩いていて新町温泉を発見。位置は地図にプロットしていたけど、営業時間が朝6:00 から深夜1:00までということは知らなかった。3日目の徳島での朝、寝ぼけ眼で朝6:00の開店と ともに朝風呂に入りに行った。

創業60年余り、眉山の麓、交通量の多い国道438号線に面する油井型の煙突を有する古いビル銭湯。 隣の古いテナントビルも同湯のものなのだろう。1階のガレージ横、無造作に洗濯機・乾燥機が縦1 列にずらりと並ぶ。

女将さんは表の掃き掃除。早朝ゆえ、やや覇気に欠ける番台氏に、自販機で買った入浴料360円と 貸タオル代30円の2枚のチケットを渡す。同湯では入浴料金360円のみで、10数人は入ることが できる快適な乾式サウナを使うことができる。

相客は10人ほど。平日の朝から繁盛している。同湯は、徳島駅から川を渡って1キロも離れている。 しかし、徳島の歓楽街は、同湯よりもさらに駅とは反対側の南側に縦長に伸びている。そこで一日 の仕事を終え、入っている人もいるようだ。

脱衣所の広さは、幅2間半、奥行2間ほど。ビル銭湯につき天井も低い。床は籐のパネル。ロッカ ーはOshidoriの刻印がある小さなアルミ板鍵をロータリー式に使うものが並んでいる。やや煤けた 感じの実用一点張りの脱衣所だ。

浴室の広さは、幅2間半、奥行5間ほどと縦に広い。天井はやや錆が目立ってはいるものの、そこ そこの高さがある。

島カランは無く、カラン数は外壁側に9機、男女境側に4機。中央にバイブラが非稼働の湯温42度 くらいの主浴槽。男女境側にピンク色の薬湯を満たした寝湯×2、打たせ湯が連なる。さらに、奧壁 に接するかたちで、濃いラズベリー色の薬湯と”塩風呂”、水風呂。そして、奧壁の後ろには大きな サウナがある。草臥れたとはいえ、設備充実系の銭湯だ。

水曜日の早朝6:00から6:30に滞在。相客は10人余り。さっと朝風呂に浸かる客と、終夜の勤務を 終え寛ぐ客が交錯する。温泉地の朝風呂とも、夕方の銭湯とも違う不思議な雰囲気があった。夕方 に来ると、全く違った印象かも知れない。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
メイン:masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp  
URL: http://furoyanoentotsu.com(風呂屋の煙突)
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                                    徳島駅2番ホーム