差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年7月6日水曜日 0:03
宛先: 銭湯ML
件名: 城堀湯(足柄下郡湯河原町土肥)

ナカムラです。

今日(7/2)は、「城堀湯(足柄下郡湯河原町土肥)」に行ってきました。
いわゆる湯河原温泉は、駅から山側に上がっていくけど、同湯はそれとは反対側。住宅地にある。
駅から0.3キロ、5分くらい。

温泉地の共同浴場というよりは、住宅地にある「銭湯」が「温泉」という感じ。

源泉は、ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉。 60.0度。
源泉が60度という高温泉ながら、後方に油井型の煙突があり、薪積まれ、おが屑が散乱している。
湯温60度ならば、煙突は要らないのではないか?
最後まで、煙突の機能が理解できなかった。

二階建ての住宅に平屋の浴室棟を連結したような構造。
入口にオリジナル暖簾がかかり、入ると下足箱があり、カウンターがある。
カウンターの女将に300円を払う。その後ろは、住宅の居間になっている模様。

下足箱には、鍵が刺さっていないので、下足箱の上に靴を載せる。
入口は下足箱の左右にある。カーテンが架かっているだけの簡素な構造。

脱衣場には、木製のロッカーが12個ほど。その他にプラスチック製の脱衣籠がいくつか積んである。
その他、ヘルスメーター、タイル張りの古い流し、2脚の椅子、2つの団扇。これが全て。

小田原保健所のお達しが、マジックでロッカーと浴室への戸に書かれている。
これは、やはり共同浴場というよりは、まがい無く「銭湯」という感じがする。

脱衣所の隣がトイレで、窓が全開だからか、脱衣所に臭いが漂っている。
なんか、清潔感に乏しい嫌いがあり、落ち着かなかった。

浴室は、幅1間半、奥行2間といったところ。
そこにカランが4つ、掘り込まれた古い浴槽が1つある。

浴槽は、バイブラバスなので、やはり共同浴場の風情はない。
温度も43度強と、衛生面から温度を下げないようにと貼り紙がある通り、銭湯的である。
湯は少々井戸水的に色が付いてる。

銭湯としては、素っ気無い造り。
共同浴場としては、こんなもんかなという感じだけど、その風情はない。
そういった意味で不思議な「銭湯」あるいは「共同浴場」だった。







昭和中期的な浴室。