差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2003年9月7日日曜日 1:18
宛先: 銭湯ML
件名: 末広湯(横浜市中区)

ナカムラです。

《場所・立地》
今日(9/6)は、横浜市の「末広湯」に行ってきました。
京浜急行の黄金町駅から3分くらい。

小生は関内駅から伊勢崎モール(商店街)を通ってきたので20分くらい。
この商店街、昔はハマの中心地だったけど、地盤沈下が激しい。

デパートの一部が場外馬券売り場に変ったり、おそらく横浜の音楽をリードしたんだろう老舗レコード店がいつの間にかドラッグストアに変っていた。
でも、夜歩くのは久しぶりだけど、土曜日のせいか人通りは多い。

《入口・脱衣所》
入口に緑色の公衆電話(なんだか懐かしい)。それ両側に自販機。
暖簾の上には「わ」の文字。営業中(=「わ」いてるよ)の意味らしい。

暖簾をくぐると正面に福助が三つ指ついている。
横須賀の銭湯には多かったけど、横浜の銭湯では初めてかな。
下足箱が木札を斜めに差し込むやつで、オシドリのトレードマークがついていた。
それにしても、この下足箱、5列くらいずつ白・青・赤に塗り分けられている。アート?!。

入ると番台。天井はりっぱな折上げ格天井。なぜか、他が渋い茶色でウッディなのに、白く塗られそれが煤けている。
脱衣カゴと、壁側にロッカーがあり、併用という感じ。

ロッカーの上には、レジ袋の包みが並んでいた。
常連の道具と思われるが、あまり感じがいいというものではなかった。

真ん中には古い木造のテーブルと長椅子。
酔っ払ったおじさんが眠りこけている。 〜入り口に酔っ払っての入浴はお断りしますって書いてあったが・・・。
壁側には何やら南方系のヨコ2メートル・タテ3メートルくらいの、絵というかデザインが掛かっている。アート?!。

《浴場》
カランは中央から、7666。すぺてシャワーが付いている。
床のタイルは古いタイルと補修したタイルでツギハギ状態。それなりに味がでている。
天井や壁のペンキも結構くたびれている感じ。

ペンキ絵はなく、2槽ある湯船の後には、風車と海とがモザイクタイルで描かれている。
壁側には、水の中を泳ぐ熱帯魚がモザイクタイルで描かれている。

女湯との境には、古いタイル絵が4枚。〜「耶馬溪」「熱海の錦岩?」「由比ガ浜からの江ノ島と富士山」「日本ラインの船下り」。
耶馬溪以外は、シャワーを取り付けるため、一番下の列が欠落している。
この境の上に何やら不明のオブジェが・・・。アート?!。

浴槽は、向かって左側が黒湯温泉。色はコーラよりも薄いくらい。
常連なのか、湯がぬるいことを文句言っていた。まま熱過ぎることもあるらしい・・・。

右は白湯で、やや熱めの東京銭湯の適温といったところ。

《感想》
周辺は親不孝通り等がある歓楽街。
お客も入れ替わりはいって、それなりに機能している銭湯という感じがした。
飲み物も定番のコヒー牛乳をはじめ数が揃っていた。
ここ周辺は、ときたま通るので、再訪もあるかなと感じた。

《番外》
帰りは黄金町駅近くのチョンの間を見てきました。
ピンク色の灯りを付けた間口一間の店が200かそこらはある感じ。

それぞれに女の人が立って、通るひとに声をかけている。
といっても、ほとんど日本語が判らない様子。視線を向けると、媚を売ってくるというくらい。

小生、赤線跡の建物を写真で追っていますが、建物は新しいプレハブだけどまさにここは現役の赤線・青線。
昔はこうだったのか・・・。

ピンク色の灯りのせいか、女性はかなりの美人揃いだった。