差出人: Masayuki Nakamura
送信日時: 2005年8月21日日曜日 1:23
宛先: 銭湯ML
件名: 末広湯(品川区大井)

ナカムラです。

今日(8/2)は、「末広湯(品川区大井)」に行ってきました。
大井町駅(JR京浜東北線)から、0.5キロ、5分くらいです。

マンションの1階に入るマンション銭湯。
脱衣所の採光用として、ガラスが湾曲して積まれていて、外観にアクセントをつけている。
ビル銭湯の入口ながら、石灯籠が置かれている。

自動ドアを通ると下足箱。木製のボックスに小さな松竹板鍵。
もう一つの自動ドアを通るとデザインされた洒落たフロント。
フロントの前は、フローリングで広々としている。
何インチか分からないけど、大きなプラズマテレビが置かれている。銭湯では初めての遭遇かも知れない。

浴室は、幅3間、奥行3間半。マンション銭湯につき、天井は1.3間ほどと低い。
しかし、圧迫感を和らげるために、浴槽の部分だけ高さ2間半程度、カマボコ型にくり抜かれて高くなっている。

カラン配置が変っている。正八角形の壁があり、その内と外にカランがある。
2辺は通路で、カラン数は内に6、外に12。その他、2コーナーに2機ずつ、全体で22機のカラン。
天井には、普通の蛍光管ながら8本放射状に設置されていて明るい。

奥壁側には、入口が曲面の「交番」って感じのサウナ室が置かれている。
別料金らしく誰も入っていない。

浴室は、奥壁に水風呂。
男女境に接して奥から、岩風呂、主浴槽のミクロバイブラ、座ジェット×2、デンキ、寝湯×2という感じ。
温度は、デンキはパスしたけど、どれも42度弱くらい。
岩風呂が薬湯で、どピンク色の濁ったもの。色彩的には何だか違和感があったなぁ・・・。

ビジュアルはないけど、壁がパール色に輝くタイルが貼られている。
これはこれで、このシンプルさがいいのかも知れない。

脱衣所は島ロッカーが縦長でハンガーも架かっているタイプのもの。
ガラスブロックで表から採光する設計になっている。
幅2間、奥行2間半と小振りだけど、自販機、クボタのデジタル体重計、マッサージ機、据付型のベンチありと居心地はいい。

フロントというより、「ロビー」という感じなのに、大女将を囲んで、立ち止まった客が世話会話を楽しんでいる。新しい銭湯なんだけど、若い客を含めて昔ながらの光景が残っている。
大井町という下町気質の土地だからか。スーパードライを飲みながら、そんないい風景に見入っていた。