差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2011年7月9日土曜日 8:46
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 須賀乃湯(練馬区平和台)

ナカムラです。

今日(6/26)は、「須賀乃湯(練馬区平和台)」に行ってきました。 平和台駅(東京メトロ有楽町線)から、1.2キロ、15分くらいです。

今回は赤羽西口から国際興業バスの練馬駅行で30分弱の「平和台二丁目」で下車する。そこか ら同湯へは0.2キロほど。 昭和30年秋築の大型の伝統的木造銭湯。センターに奥壁から張り出すかたちの浴槽。中島さん のペンキ絵。敬心社の古い広告看板など落涙ものの郷愁空間が広く深くひろがっている。

既に同湯隣の大きな駐車場からは、車が無くなっていた。聞けば、同湯の敷地と合わせて大規 模な分譲マンションの開発が始まるという。そして「うちも7月18日で廃業するの」と教えて くれた。その日まで1ヵ月を切っているけど、内外に閉店を示す告知はなかった。

庭はなく、ガラス戸の外の狭い敷地に花を咲かせるドクダミの白と緑が印象に残った。恐らく、 この銭湯が建ったときは周りに自然が広がっていたから、敢えて疑似的な自然を表した庭とい うものは必要無かったのかも知れない。

そう、副浴槽に「キナ人参実母散」の旧字体の効能書きのホーロー看板があったけど、無くな っていた。。

いい銭湯だけが無くなっている訳ではないけど、いい銭湯の数も着実に減っている。銭湯を回 りだした頃、東京の銭湯は1200軒くらいだったと思うけど、今は750軒くらいか。

あとどれくらい、同湯のようにさり気なく素敵な、郷愁銭湯に入ることができるのだろうか。。。

《前回訪問:2010.03.27.》


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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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