差出人: Masayuki Nakamura <masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp>
送信日時: 2011年10月26日水曜日 20:03
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 高砂湯(中野区中央)

ナカムラです。

今日(9/16)は、「高砂湯(中野区中央)」に行ってきました。 新中野駅(東京メトロ丸の内線)から、0.7キロ、8分くらいです。

”サマータイムC”というシフトの7:40の出社も早3カ月目。節電とは裏腹に、結果的に労働時間 が長くなったというのが小生の節電の成果だけど、今日は18:00に退社。

新中野駅の上の鍋屋横丁の交差点を北上。今日は当地の氷川神社のお祭のようで、付近一帯に提灯 が下がり、御輿が飾ってあったりする。

同湯の創業は昭和元年という。現在のモルタルの建物は昭和40年代くらいのものだろうか。切妻・ 妻入りのあまり特徴がない建物。それにモルタルのエントランス部が付く。外観的には、どってこ とのない銭湯だ。

下足箱は黄色いアクリル扉の松竹錠アルミ板鍵。サウナはプラス400円とちょっとお高い。下足鍵 と交換に、ふっくらバスタオルとサウナ室の引っ掛け式のキーを受け取る。

脱衣所は、3間四方くらい。天井、壁ともにクロス張り。しかし、それぞれに違った模様が入って いる。天井にも男女に跨る装飾を施した桟を配している。

ロッカーは、フロント裏、入口方壁、外壁側の3方に松竹錠シリンダ式のもの。自販機が屋外の狭 い縁側にあるというのが珍しい。

その他、縁台、デジタル体重計、黒柱時計などがある。

浴室は、幅3間、奥行4間。天井は木板張りの2段型。最近にペンキを塗り直したようで、微かに ペンキの匂いが香る。

島カランは1列で、カラン数はセンターから、6・5・5・4。カランの下に湯桶を載せる台があって、 その手前に洗い湯を流す溝がある。関西風の構造だ。また、外側の4つのカランはそれぞれががっ しりとした衝立で仕切られたシャワーブース兼用の構造になっている。

床のタイルは、モスグリーン色の厚手で足触りのいいもの。カラン周りは大理石紋様のサワーピン ク。タイルやカランがピカピカに磨き込まれ、すこぶる清潔で、すこぶる快適。優れた銭湯だ。

同湯は、ガラス窓になっている奥壁の向こう、奥行2間ほどが増築されているようだ。半分が石張 りの露天風呂で、センター寄りにはサウナ室がある。

浴槽は、センターから1人用程度の冷却が効いた水風呂、露天とサウナへの通路を挟んで、7点座 ジェット×2、一部がバイブラになっている奥行きのある主浴槽がL字型に外壁側まで延びている。

同湯では井戸水を重油で沸かしている。透明度の高いお湯は42度くらい。蒸し暑い今の気候にマッ チさせているのだろうか、入り易い温度になっている。

露天風呂はまさにコンクリ煙突の基部にある。頭上に覆い被さるように煙突が見える。あまりの迫 力に見上げている口元があんぐりと開いてくる。。。

ビジュアルは、借景のごとくガラス越しに見えるこの石張りの露天風呂。さらに、その上(奥壁) には中島さんの男・女湯ぶち抜きでの富士山のペンキ絵がある。23.6.20.”ナカジマ”とサインが ある新しい絵だ。岩風呂の借景とペンキ絵。なかなか素敵な組み合わせだ。

金曜日の19:15から20:15の滞在。相客は7、8人くらい。この優れた銭湯には少し寂しい人数だっ た。

上がりは、先々週、照の湯の帰りにも寄った「東北餃子楼」。王子駅行の最終バスの時間を見計らっ て、ハートランドビールで餃子他を少々。。。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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