差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
宛先: 銭湯ML
件名:

ナカムラです。

今日(7/13)は、「高砂湯(品川区豊町)」に行ってきました。
送信日時: 2005年7月17日日曜日 12:40
西大井駅(横須賀線)から、0.5キロ、3分くらいです。

25年前に駅が設置され、駅前は高層マンションが立ち並んで整然としている。
しかし、駅と反対の同湯側は道が入り組んでいていて難儀する。
1万分の1のポケットマップと電柱の番地で現在位置を確認しながら進んで行く。

しばらくして、コンクリの煙突が現れる。裏側からのアプローチとなった。大型の銭湯。
表は商店街で街灯の下に「のんき通り」と行灯型の表示灯がついている。
変な名前の商店街である。

隣に「ペギー」という良さ気な洋食屋がある・・・。
かにクリームコロッケとビールなんかいい組み合わせだけど、チト時間がない。

同湯の正面は、左側に女湯の庭を潰してコインランドリーがあり、エントランス部は左右がガラスブロック、暖簾の上に行灯で「高砂湯」と大きく書いてある。
脱衣所棟はモルタルのようで、外観的にはあまり特徴はないかな。

紺地に白字で屋号を染め抜いたオリジナル暖簾をくぐると、正面番台裏に「下町のオアシス/中居くん温泉」という看板が架かっている。
見たことないけど、「中居くん温泉」という番組があったのは憶えている。その撮影に使われた銭湯らしい。

(注)「中居くん温泉」 :1996年7月13日〜1997年3月29日。ゲストとのトーク、ミニドラマで構成。番組開始当初は、本当の銭湯で撮影。中居くん温泉‘s→中居くん温泉Hへと続いた。

下足の錠はSakuraG錠。番台への戸を開けると、番台に80歳くらいの上品な大女将が座っている。
さきほど、電話で話したときも上品な対応だと感じたが、400円のやり取りだけでその感を深める。
サウナはプラス300円(バスタオル付)だけど、長居はできないので、今日はパス。

脱衣所は広い。幅3間、奥行4間。天井高は3間と高い。
格天井ではないけど、縦に装飾的な桟を這わし、折り上げ部は絞り模様的な独特の壁紙で処理されている。
そんな広いスペースに斜め置きにSakuraV錠の小さな島ロッカーが1つ。広々としている。

外壁側のロッカーの上には、ガラス戸の飾り棚があって、人形などが並んでいる。
縁側が変わっている。庭の手前にある縁側が黒の大小丸タイル張り。
それに、脱衣所の流しに冷温のカランがあるのは珍しい。

浴室も大きく、脱衣所と同じく幅3間、奥行4間。天井高は3間強。2段型ではなく、カマボコ型でブルー、ピンク、白の3色で塗り分けられている。
脱衣所との境がほぼ全面ガラスになっているので、幅3間、奥行8間の大型の空間として見渡せる。まさに体育館のような大型の空間がある。

島カランは1列で、カラン数はセンターから8・6・6。5。外壁側にはサウナと水風呂があるので、実際の洗い場は幅2間の中に集約されている。

浴槽は3層。センターから、深槽43.5度、座・寝風呂各1、バイブラバス。
初めは湯ににごりがあるので井戸かなと思ったけど、「米ヌカオリーブ」の入浴剤のせいかも知れない。

ビジュアルは奥壁がぶち抜きのモザイクタイル絵がある。
大きい意外にあまり印象に残らないものだった。

上がりはサッポロ黒ラベル。
タイルの縁側に置かれたベンチで奥行き8間の空間を眺めながらクタっとしていた。

番台の大女将が男前の主人に交替し奥へ下がって行く。
脱衣所の客は小生ともう一人だけだけど、一見の客の小生にも丁重に深々と頭を下げて下がって行く。
なんかとても印象に深かった。










2段型ではないので、側面も高い。





(出所)品川区公衆浴場商業協同組合HPより。



洋食「ペギー」。なんか惹かれるものがあった。


(出所)品川区公衆浴場商業協同組合HPより。