付近は戦災非消失地域。昭和22年の航空写真では同湯の建物をはっきりと確認することが出来る。創業年は分らない。しかし、杉並区の古い地図の原っぱの中に「玉の湯」の記載があるらしい。

現在の建物は昭和28年築。石造りの門柱を持つ風格ある伝統的木造銭湯。 脱衣所の格天井は惚れ惚れする総欅。

プラス300円で使えるサウナは大きな水風呂もあって快適だ。

奥壁のペンキ絵は、丸山さんの秀逸な「西伊豆 (23.11.7.)」。煙突は2010年に壊し、現在は井戸水をガスで沸かしている。前回のペンキ絵は1年余りで現在の絵に描き替えられた。現在の絵は既に3年近くになる。

《前回訪問:2011.05.07.》

地震が怖いので、大黒柱にあった時計はロビーに移されている。
玉の湯(杉並区阿佐谷北) 2014.09.06.
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