差出人: Masayuki Nakamura <masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp>
送信日時: 2013年8月3日土曜日 13:30
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 玉造温泉(大阪市中央区玉造)

ナカムラです。

今日(7/14)は、「玉造温泉(大阪市中央区玉造)」に行ってきました。 玉造(市営地下鉄長堀鶴見緑地線)から、0.2キロ、2分くらいです。

平日は朝6:00からの営業。日曜日の朝は、前の晩からのオールナイト営業。そんな日曜日の早朝に 谷町のホテルから2キロほど歩いて行く。ビル銭湯かと思っていたら、コンクリ煙突がある瓦屋根 の伝統的な木造銭湯だった。エントランスは大きく、ガソリンスタンドのような看板を兼ねた庇屋 根が架かっている。しばらく表で眺めていると、朝7:10だけど、朝飯前の風呂だろうか、そこそこ 出入りが多い。大阪の下町では、朝風呂がそれなりに定着しているようだ。

暖簾を潜れば大きなエントランス。両サイドに日之出マークの刻印があるおしどり錠の下足箱が置 かれている。番台への扉を開ければ前面がカーブした番台。いかにも”大阪のおばちゃん”という 恰幅の方が詰めている。

大阪の銭湯は410円。使わなかったけどプラス200円でバスタオル付の乾式サウナを使うことがで きる。

脱衣所の広さは、幅3間、奥行6間と広い。浴室との間は1間くらいの緩衝地帯。一方、天井は高 さ2間くらいと高くはない。フラットな白い天板が使われている。壁のクロスともどもやや煤けて いる。

ロッカーは外壁側と男女境の鏡の下にOshidoriの刻印があるブロック状のもので小さなアルミ板 鍵をロータリー式に使うもの。床は籐敷きで、ロッカーの他には、縁台、デジタル体重計、2枚扉 の冷蔵庫がある程度。

浴室は、幅3間、奥行きは4間。さらに奥に1間程度の増築があって、塩風呂がラドン熱気浴室で 提供されているほか、スチームサウナ、水風呂、中2階への階段が並ぶ。乾式サウナはこの階段を 昇った増築部の中2階に置かれている。天井はプラ板張りの四角錘型で中央に正八角形の湯気抜き が開いている。

島カランは、縦置きに片側のものが1つと、横置きに短いものが1つ。カラン数は、センターに8、 片側島カランに0・4、横置きの島カランに3・3、外壁側に4。床のタイルは足触りのいい厚手の白 色。全体的に改装してから20年以上は経っているだろうか。しかし、手の届かない所は別として、 清掃が行き届いて清潔だ。大阪の銭湯経験は多くはないけど、イメージ通りの大阪銭湯の雰囲気が ある。

浴槽は、入って直ぐの上がり水の汲みだし用の槽。そして、横置きの島カランを経て、主浴槽であ る踏み込み段のあるセンター浴槽(素の深槽)。さらに、その主浴槽と同様の大きさの小石タイルが 使われたバイブラ浅槽が、主浴槽と外壁側に接するように置かれている。外壁側には打たせ湯×2 が併設されているものの、スイッチを押しても稼働はしない。湯の温度はいずれも42度強。

さらに、男女境に接して、それぞれ強さが異なる1人用の電気風呂が3つ並ぶ。普通の銭湯とさほ ど変わらないくらいの、広くはないスペースだけど、満足度が高い必要にして十分の設備が押し込 まれている。

ビジュアルは1人用の狭い水風呂の3方の狭い壁に、紅葉の安芸宮島の風景だろうか、そんな絵柄 のモザイクタイル絵がある。改装前の奥壁に広がっていたタイル絵だろうと想像したけど、どうな んだろうか。

日曜日の早朝、7:10から7:50に滞在。相客は20人は下らなかったと思う。朝なのにこんなにと思 うほど混雑していた。サービス精神旺盛な感じで設備が充実。朝から和気あいあいとご常連が集っ ている。なんか、大阪人と風呂の関わりを見せてもらったようで楽しかった。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
メイン:masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp  
URL: http://furoyanoentotsu.com(風呂屋の煙突)
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