差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2006年1月21日土曜日 11:51
宛先: 銭湯ML
件名: 反町浴場(横浜市神奈川区上反町)

ナカムラです。

今日(1/17)は、「反町浴場(横浜市神奈川区上反町)」に行ってきました。
反町駅(東急東横線)から0.1キロ。駅から同湯の建物が見渡せる。1分程度です。
しかし、反町駅は地下化されたので、地下4階のホームから改札までは2分くらいかかってしまうけど・・・。

同湯は、平成13年に建て替えられたようだ。タイル張りの立派は銭湯専用の建物。上部には「SPA 反町」とのネオンがある。東急東横線が地上を走っていた頃は、かなりの広告効果があっただろう。

入口上には、「心の故郷 反町浴場」との控え目のプレートがある。自動ドアを入ると小さな靴脱ぎスペースと松竹錠の下足箱。スー銭系の設備充実銭湯なのに、敢えて松竹錠にする、拘りを感じる。

自販機でチケットを購入。400円とサウナ代(バスタオル付)150円。下足札と交換でサウナ室へのひっかけキーをもらう。首から提げるための木綿の紐が付いているけど、首にぶら下げる式は初めて。間抜けな恰好だし、少し恥ずかしい。

んんん・・・。
カウンターの女の子もバスタオルで鼻を押さえているし、何か臭う。
多少汚れた御仁が来店したのか、上がってきても変な臭いは続いていた・・・。

脱衣所は、10人分ぐらいのソファーがあるフロントの休憩スペースと同じくらい。2間半四方で天井も低い。しかし、実用上はこれで充分なんだろう。床が籐敷きで、木目調の松竹シリンダ錠のロッカーがある。下段が大きい収納になっているタイプ。

同湯は、1階と2階を日替わりで、男女交互に使用している。
2階の方が豪華らしいが、今日は1階が男湯。

浴室は、6間四方の大きなスペース。天井は2間弱と高くないが、床は緑っぽい凝灰岩のスレート敷きで豪華だ。そして、真中に幅2間、奥行2間半の露天風呂があって、3階まで吹き抜けになっている。それをコの字で囲むように洗い場(砲筒型のカラン×26)と各種浴槽が配置されている。

先ず、掛湯。その次が樹齢1200年以上のラオス産檜で造った「万葉檜風呂」。3人入れば一杯だけど、「富士見湯(品川区東中延)」のものよりゴージャスだ。床に析出物見られることから、ここに温泉が使われているようだ。しかし、柔らかくでいい湯だったことは体感できたけど、色とか匂いとかの特徴はわからなかった。

奥壁側には、水風呂&サウナ。サウナもテレビ付で10数人は入れるもの。その横に、主浴槽とボディーマッサージ、電気、1穴スーパージェット×2。備長炭湯の低温浴槽があって、半分は寝湯×2になっている。

ビジュアルは、二重橋と皇居の絵柄。良く見ると写真を厚い硝子で押し付けているようだ。写真にしては、ピントが出ていない。写真なら、もっとマシな写真を選べばいいのに・・・。「宮本温泉(横須賀市)」で見た雪景色の河原の風景もこの工法のビジュアルだったのかな。あれも、出来損ないの絵葉書のような絵柄だった・・・。

上がりは、やや臭いが残るフロントの休憩スペースの自販機でキリンビール300円。大型テレビは哀川翔と浜口健二が2時間ドラマを映している。
おぉ、やはりここにも拘りが・・・、壁に田村隆一の詩「銭湯すたれば人情もすたる・・・」が額装されて架っている。

21:20から22:20に滞在。別料金のサウナも使ったけど、400円で入れる銭湯としては、最も豪華だった。

神奈川区上反町(かみたんまち) [昭和7年1月1日設置]

町名の由来
 昭和7年の町界町名地番整理事業の施行に伴い、青木町の字反町の一部から新設された町です。

古くは橘樹郡(たちばなぐん)神奈川町大字青木といい、明治34年の横浜市編入の際、青木町となりました。町名は字名を採りました。

町に1丁目と2丁目の字区域があります。北側を横浜新道(国道1号の一般道区間)、東側を東京急行東横線が通り、反町駅があります。

「横浜の町名」(横浜市市民局)より