差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2003年9月7日日曜日 0:10
宛先: 銭湯ML
件名: 辰巳天然温泉(東京都大田区)

ナカムラです。

今日(9/5)は会社を出て、大森でちゃんこ鍋をつつき、隣駅の蒲田で途中下車。
それにしても騒々しい街だなぁ。

JRの駅の階段を下りてくると、香水プンプンの飲み屋のお姉さまや黒服の男の人が呼び込みをやっている。
そのいきなりさが余り他の駅ではないなぁ・・・。駅降りるとそこは歓楽街。
小指を突き出したポン引きが盛んに通行人に声をかけている。

工学院の方へ進んでいく。「女塚」という名前の店がいくつかある。
住居表示は無味乾燥の「西蒲田」だけど、古い地名は女塚だったんだろうな。
どのような由来があるのだろう・・・。

目指したのは女塚浴場。しかし、途中で道がわからなくなり、疲れと多少の酔いもあり、途中に現れた「辰巳天然温泉」で手を打つ。

入口が立派な破風造り。下足箱を使い、ガラス戸を開けるとフロント。
関心したのは、入口がフロントに改造されているんだけど、改造に無理がない。
細長いスペースだけど、テレビがあって、庭の池にも面している。そして、奥に年代ものの柱時計。

フロントの主も、いい仕事をこなしてきたのか、いい顔している。

浴室は改造されて新しいタイルになっている。
正面のペンキ絵は、早川師のもの。色使いが濃い。
「平成十五年八月七日 上州」とある。書かれてから一月も経っていないピカピカ。
女湯の方には富士山が見える。

湯船は、正面に白湯の2槽。釜場への通路を隔てて、右に黒湯の温泉。
黒湯には何回も入っているけど、ここのは、くっ黒い。こんな黒が濃い黒湯は初めて。
白いタイルに黒湯を撒くと、その濃さが実感できる。
それにしても、特殊なタイルなのかな、床のタイルは黒ずんでいない・・・。

白湯の湯船は、妙に泡立っている。なんでこんなに泡が立っているんだろう・・・。

ボロ銭志向の小生には、少し綺麗過ぎる銭湯でしたが、なかなかインパクトのある黒湯で満足度の高い銭湯でした。

上がったあとは、ロビーでサイダーを飲みながらスポーツニュースを見ていた。
早ければ、月曜日にも阪神が優勝すると、有働アナウンサーが話していた。

帰りはトボトボと商店街を駅に向かったんだけど、駅からくる人ばかりで、駅に向かっている人は小生のみ。
歩きにくいし、不思議だけど、少し恥ずかしい気がした。

途中の「千代の湯」は、現地を確認していないけど、営業していない模様。