天神湯(大田区南蒲田)

差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2007年3月10日土曜日 1:12
宛先: 銭湯ＭＬ (sento-freak@kt.rim.or.jp)
件名: 天神湯（大田区南蒲田）

ナカムラです。

今日（3/9）は、「天神湯（大田区南蒲田）」に行ってきました。
京急蒲田駅(京浜急行)から、０．４キロ、４分くらいです。

京急の羽田空港線は、第一京浜を平面交差して、住宅地に入って空港に向かう。同湯へは、その傍らの｢京浜蒲田駅前商店街｣の道を入って行く。

この道は、いきなり飲み屋がはじまっていたはずだけど、今は半分が立体交差の工事現場になっている。飲み屋が入っていた４棟長屋は、柱だけ残して二棟は解体されている。権利関係が複雑なんだろう、なかなかシュールな光景がある。

｢天神湯｣はそんな通りを進んでいくと、程なくして到達する。前には駐車場が１０台分くらいあって、その奥に３階建のビル銭湯がある。１階が駐輪場とコインランドリー。中２階に上がるとアクリル扉で松竹板鍵の下足箱が並んでいる。

風呂銭は、自販機で４３０円＋サウナ代２００円のチケットを購入。テブラセットもあって７３０円だ。フロントでは、下足札を召し上げられて、その代わりに、バスタオルとサウナ室のひっかけキーを渡される。今日は、幸運にも露天風呂がある２階が男湯のようだ。｢男｣の暖簾を潜って、中２階から２階への階段を昇る。

脱衣所は、照度を抑制したシックな雰囲気だ。松竹シリンダ錠のロッカーの上には、籐編みの四角い脱衣籠がいくつか載っていて、脱衣籠も現役だ。籠は、関西式のようにロッカーには入らないので、単独で使うのだろう。また、女湯にもなるので、籐製のベビーベットなんかもある。同湯には赤ちゃんが来るということなのかな。普通男湯にはないということもあるけど、ベビーベットは久々の遭遇だ。

浴室は、幅３間、奥行５間ほど。天井の高さはは２間弱で、プラ板張りになっている。白色の蛍光灯なので、雰囲気に潤いはないけど、設備の整ったプチ･スパー銭湯という感じだ。

カラン数は、３方の壁に、全部で２３個ほど。カランは砲筒型のもの。奥側にある６つのカランだけ、硝子の衝立が左右にあるブース式になっている。

浴槽は、センター手前から高温風呂、デンキ、寝湯×３、歩行湯と並んでいる。｢本日の健康薬湯｣が｢高温風呂｣となっているのに、思わず笑ってしまった。どこに薬が入っているのか･･･。

露天風呂は、数人が入れる大きなものだ。緑色の石が張られた岩風呂を模したものになっている。
なかなか気持がいい。打たせ湯などもあり、相客も思い思いに長湯している。

ガス式の遠赤外線サウナは、１０人は入れる大型なもの。清潔だし、テレビも付いている。水風呂も１８度くらいに冷却された、３人ほどが入れる立派なものだ。傍らには、ノズルがたくさんあるボディシャワーまである。

ビジュアルは、横の壁に、「常夏の海」って感じの白砂青湘の写真がある。ただ、海と一緒に写っている白い椅子とテーブルがプラスチックものなのは興ざめの感じがある。もっと、マシな写真を選ぶことができないのか･･･。鄙びた温泉場の風景なんかの方がどれだけかいいと思う･･･。

最近のスーパー銭湯はコンセプトを和風に回帰させている。しかし、同湯はそうなる以前、恐らく平成の初めころに改築されたものだろうから、仕方ないかも知れない。

上がりは、誰も居ない飲食スペースで生ビール４５０円。行くと、なかなか可愛いオネエ様が、バレエの練習よろしく床で１８０度開脚しているのには驚いた。ズボンがズレたのか、エプロンをたくし上げて、身繕いをしていたのが、エロかった･･･。

金曜日の２０：３０から２１：５０に滞在。相客は２０人くらい。
今では、多少設備のくたびれも目立ってきたけど、設備充実のいい銭湯だ。

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ナカムラ　（Masayuki Nakamura）
メイン:masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp　　
URL: http://www7a.biglobe.ne.jp/~masayuki/ （風呂屋の煙突）
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	中二階のフロントから、浴室のある１Fまたは２Fに行く。
国道１５号から天神湯へ向かう通り。長屋が一部だけ解体されていた。駅前だし、権利関係が難しそうだ。この辺りは飲み屋だったような･･･。	京急蒲田駅前。第一京浜と羽田空港線が平面で交差する。右に入って行くと天神湯がある。