東京浴場 S59.11.18

同湯は、今年(H17)に廃業した。訪れた時には、煙突だけが残った解体現場で、銭湯の解体現場に初めて立ち会った。

小生が撮影した、古いネガを見ていたら、暖簾を下げていないものの、東京浴場の写真があった。
当時は、女湯側に、タキロンの無粋な目隠しも無かったようだ。

もう、20年も、印画紙への焼付け、現像はやっていない。引き伸ばし機などの暗室機材も捨てた。
今は、スキヤナーという機械を通して、過去の写真に向き合っている。当時としては、思いもよらないことだ。

フィルムは、フジ・ネオパン400(高感度)と、コダックのプラスX(中感度)を、それぞれ1/3EV減感現像していた。
20年を経過して、コダックのネガの方が経年変化が少ないことに気が付く。

当時は、現像直後の仕上がりが、コダックのトライXよりもフジ・ネオパン400の方が優れていると判断し、常用フィルムとしていたから、
こんな所にコダックの凄さが潜んでいたのかと驚いている。







OLYMPUS OM−2
ZUIKO 28−48
NEOPAN-400