鶴の湯(文京区区千駄木) 2013.09.29.
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9月一杯で休業に入るという鶴の湯へ改めて入りに行く。

”休業”を経て廃業となる銭湯が多い。果たして同湯もそうだった。しかし、他と違ったのは、感謝の印ということで年末年始の臨時営業を経て店を畳んだこと。稀有なことだと思う。

昼は健遊館としての営業もされていたようだ。奥壁のペンキ絵の他に、近年、脱衣場の側の壁にも富士山のペンキ絵が描かれた稀有な銭湯。それ故に、まだ暫くは続くものと勝手に想像していた。

タクシーも苦労して通るような細道の奥にある。まだ残暑が残る日だったので、浴室の窓は開け放たれて、陽光が差し込んでいた。

前回の訪問は寒い夜だったので今回とはだいぶ違った印象を持っていた。谷中、千駄木地区のここ数年の廃業ペースは目を覆うばかり。

《2008.04.11.》