差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2010年12月4日土曜日 11:18
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 鶴の湯(北区滝野川)

ナカムラです。

今日(10/28)は、「鶴の湯(北区滝野川)」に行ってきました。 滝野川一丁目駅(都電荒川線)から、0.3キロ、3分くらいです。

小田原の蜜柑農家が実家という友人から「いい枝があるからどうか」というメールが入る。果 実ならいいけど・・・、家には蜜柑の木を植える庭は無いと返信。そうしたら、たくさんの蜜 柑(フジマル)が付いた枝ということらしい。

とりあえず、板橋駅前の居酒屋・松月で「枝」を受け取りがてら一杯やることにして、その前 に滝野川の鶴の湯に行く。

都電荒川線の滝野川一丁目の停留場から遠くはない。しかし、入り組んだ道の奥にあることと、 ガス焚きに替わって煙突が無いので少し分かりにくい。着くと、普通のコインランドリー併設 のモルタルの銭湯だった。なぜか、付近には12月が近いのに蚊が飛んでいる。。。

戦前から続く歴史ある銭湯。現在の建物は昭和39年築。

入口を入れば、下足箱の錠はプラスチック製で、「K1」という刻印がある珍しいもの。

自動ドアを入れば、脱衣所の1/6くらいのスペースを囲ったフロントがある。女将さんに風呂 銭を手渡す。同湯には乾式サウナがあるけど、初めての人が分かるような表示は無かった。。。

脱衣所へ進めば、オリジナルは幅3間半、奥行3間ほどの脱衣所。しかし、フロントとサウナ 室がフルに食い込むため、変形でやや窮屈な脱衣所になっている。天井は30センチ四方の石膏 のパネル張り。壁は白のクロス。天井は高いものの何とはない脱衣所だ。

ロッカーは外壁側にあるサウナ室に沿ってノーブランドの錠のものがある。その他、マッサー ジ機、レアな柴田計器のアナログ体重計などがある。

浴室の広さは3間四方程度。やや寸詰まりの感がある。天井は二段型。内側にはプラ板が張ら れている。。。

御影石模様のタイルが張られた島カランは2列で、カラン数はセンターから6・5・5・5・0・0。

床は白とグレーの百合模様タイルが市松模様で敷かれている。男女境は、レリーフ状の模様の ある光沢のある大判の白タイル。奥壁も白ながらワンポイントの絵が入っているタイルが使わ れている。清潔度はかなり高いレベルの浴室だ。

浴槽は奥壁から外壁に沿って、宝寿湯の深槽、7点寝ジェット×2とバイブラの主浴槽、1点ス ーパージェット、水風呂と広くはないスペースに充実した浴槽群が並ぶ。

井戸水をガスで沸かした湯が満たされている。湯温は42度を割るやや温め。サウナ、水風呂、 薬湯などがあり、ゆっくりと寛ぐにはちょうどいい温度かも知れない。銭湯としての基本性能 は高い。

サウナは、入口のドアにビニールテープが貼られマジックで「100円」と書かれていた。ここ で有料と知っても困るものがある。まぁ、ロッカーを開け、フロントに通じる小窓から払えば いいのかも知れない。しかし、そこまでしたことは1回有るかないか位しかない。

上がりは瓶牛乳130円。千秋楽か・・・、テレビは大相撲中継が映されている。

17:00きっかりに上がる。板橋駅での待ち合わせ時間まで余裕が無くなってきたので先を急ぐ。

久しぶりの「松月」。日曜日の夜だけど、日曜日に仕事をしている人も多い土地柄。4時間ほど も滞在してしまったけど平日と変わらない混雑だった。

腰が少し曲がった大女将。蜜柑がたくさんなっている枝を見て、驚き、感心していた。それほ どに見事な枝だった。ちなみに、この店は相方が見つけてふらっと入ったことが、何回もやっ て来るきっかけとなった。その最初の時にも蜜柑が振る舞われたという。そんな蜜柑繋がりの 店でもある居酒屋の名店だ。

*************************************************
ナカムラ (Masayuki Nakamura)
メイン:masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp  
URL: http://www7a.biglobe.ne.jp/~masayuki/ (風呂屋の煙突)
*************************************************