差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年7月2日土曜日 9:34
宛先: 銭湯ML
件名: 調布弁天湯(大田区北嶺町)

ナカムラです。

今日(7/1)は、「調布弁天湯(大田区北嶺町)」に行ってきました。
御嶽山駅(東急池上線)から線路沿いに雪が谷大塚方向へ向かうとすぐ道沿いの右側にある。
駅からも見えるマンションの1階にあるマンション銭湯。駅から0.1キロ、1分程度です。

近くの御嶽神社(おんたけじんじゃ)〔1535年(天文4年)に創祀、社殿は1831年(天保2年)建立〕にちなんだ駅名なんあろうけど、街中の駅にしては少し変った駅名。
新幹線がアンダークロスしていて、切り通しをのぞみ号が疾走して行く。

さて、同湯。
マンションの後ろに油井型の煙突が立っている。
外壁には、浴室にあるような鈍く光を放つタイルが張られている、サンモールというという立派なマンション。

入口を入ると、松竹錠の下足箱。その上にはH13.10.24の「温泉分析表」が掲げられている。
源泉名は御嶽1号。メタ珪酸含有の温泉法の温泉。17.3度。揚湯量は130リットル/毎分とこの規模にしては豊富。
本間浴場とあるので、本間さんが経営しているらしい。

脱衣所は2間半四方。天井は1間半強と低くビル銭仕様。
松竹シリンダ錠のロッカー。「松竹錠工業」の黒ラベルを発見。

珍しい光景としては、大小のHOKUTOWのアナログ体重計が2台並んでいて、その光景がなんか、親子あるいは兄弟を感じさせて心が和む。
それと、絶滅して久しいぶら下り健康器が残っている。

浴室は、幅2間半、奥行4間程度。天井は、やはり1間半強でプラ板が張られたビル銭仕様。
でも、第一印象は、明りもソフト、清潔感高い、整然としている。いい銭湯だと思う。

カランは島カランが1列で、カラン数はセンターから8・8・7・3。Waguriの銀色のカランとシャワーが付いている。

浴槽は、奥壁側に2層。外壁側に温泉槽。

温泉槽は43度強。新しい銭湯にしては温度が高いなと感じる。
ごく淡い褐色の泉質。黒湯とは異なった湯を想定してたけど、掬って匂いをかぐと、黒湯独特のあのオイリーないい匂いがする。

はすぬま温泉では、見た目は似ているものの、この匂いは無かった。
黒湯のバリュエーションとして、好感が持てた。

奥壁側の2槽は、ジェット&「湯とん」槽、赤外線ランプ&バイブラバス。
同湯は薪焚きの湯につき、白湯槽も柔らかい湯と感じる。
「湯とん」なるマッサージ器は思っていたものとだいぶ違ったものだった。
湯が体に当るのではなく、湯の中で、単に背中をトントンするものだとは・・・。

入ってからサウナがあることに気が付いた。
ロッカーから100円出して、脱衣所にあるフロントへの小窓から100円を払う。
女将は少し耳が遠いのかな、後ろから声をかけてもなかなか認識してもらえなかった。
サウナは、閉店30分前の23:00に終わるらしい。「まだ大丈夫だね」と言って、サウナ証としてのリストバンドを渡される。

サウナ客はいないので、いつものように、ゴロンとしてた。サウナ機材の騒音があるので、あまり快適ではなかったかな。
それと、水風呂はないけど、冷たい源泉シャワーがあって気持ちいがいい。
源泉は黒湯のオイリーな匂いはない。沸かすと匂いたつのか・・・?。

ビジュアルは、印象的な変ったものがある。
男女境に3幅の額に入った写実的な風景画(ニューヨーク、ギャラクシーワーク、モナコ)があり、クラスファイバーが仕込んであって要所が光る。
現代的な額装の絵というのも初めての遭遇。さらに、控えめに光ったりする。
洗練された浴室を、さらに印象的なものにさせている。
まぁ、他の場所にあれば大した代物ではない俗物だけど、浴室にあるというのが効果的。

奥壁は全面が、きり絵のようなモザイクタイル絵。オレンジを背景として、20羽弱の丹頂が上昇する図。
いい絵柄だと感じる。

金曜日の22:00から23:00滞在。
ビールも2種類置いていて、スーパードライを頂く。230円。
若い客も多く繁盛しているようだった。

女性の胸元が眩しい季節になってきたなぁ。