差出人: Masayuki Nakamura
送信日時: 2003年11月3日月曜日 1:23
宛先: 銭湯ML
件名: [sento-freak:04528] 宇田川湯(世田谷区羽根木)

ナカムラです。

今日(11/1)は、「宇田川湯(世田谷区羽根木)」に行ってきました。
代田橋(京王)からも、新代田(井の頭)からも5、6分程度でしょうか。

小生この隣町で生まれ育って、熟通いとかで、宇田川湯の前を何百回も通っている。
ひとつ手前にあった「大原湯(大原2丁目)」までは行ったことがあるけど、宇田川湯には行ったことがなかった。
つかささんが、評価が高いと言ってたのも気になっていた。

どうも、気になる存在だったので、実査を決行・・・。

暖簾をくぐると、傘を横に突き刺す式の傘入れ。
下足箱は松竹錠。88番くらいまであったかな。

番台への戸が、コロコロコロ・・・って、かなり心地よい軽やかな音を出す。
意識的ではないのかも知れないけど、結構、いい感じ。
この銭湯をしっかり印象付ける効果があるはず。

番台には細身の、笑顔ではないけど、やさしそうな優男が座っている。
ポロシャツの襟の崩れ方が、いかにも銭湯の親爺である。
番台は高く、雲形の衝立が巨大である。

壁側と島ロッカーが1つ。中型の銭湯である。
男女の境の上には大型のテレビ。その後ろの柱に実用的な丸型の時計。
大塚の冷蔵庫には、ビール、ラムネをはじめ、飲み物がたくさん詰まっている。
ビールの値段も220円と低く設定されている。

番台横にベンチと丸テーブル。週刊誌が何冊か積まれている。
縁側には洗濯機が2台と、端にぶら下り健康器が追いやられていた。
庭には何もなかったかな。

浴室は、天井が高い2段型。そして、浴槽の配置が変っている。
メインの浴槽が奥の壁から舞台の花道のように伸びている。

ミクロバイブラバスで備長炭を入れた木箱が浮かべられている。
湯に透明感がある。はじける泡の臭いが少し違うような気がする。
向かって右が副浴槽的になっていて、7点座ジェットと円筒形の中に体を沈めるボディーマッサージになっている。

島カランは1つ。カラン数はセンターから、8・2・2・5。
主浴槽が浴室の真中に縦に配置されているので、島カランは小さい。

カランは「Waguri」の刻印がある、取っ手が金属の5角形のもの。
シャワーもすべてに付いていて、「Waguri」のオール金属製のもの。新しい銭湯にあまり行かないせいか、あまり目にしたことがないもの。

あれ、普通、利き手の右側がお湯だよなぁ・・・。
良く見ると、センターに向かうカランは右が湯だけど、外壁に向かうカランは右が水になっている。何でだろう・・・。

タイルは、鏡の後ろが黒色、その上が薄いブルー。鏡の下、風呂道具を置く場所は石張りになっている。
床は大きなタイルで、ブルーと白を交互に組んでいる。それに、極めてフラット。
なるほど、清掃も行き届いているし、清潔感がある。

最奥には中島師の渓流のペンキ絵。
その下には広告看板。「小杉医院」「橘寿司」「石川テーラー」。
橘寿司は下北沢一番街のすし屋で、小生と同級生の後藤君の店。
あとの2つも聞いたことがあるような・・・。

北部浴場組合の研修旅行で2連休の張り紙。
番台は女将に替わっている。
風呂屋の研修なので、決まって温泉だとのこと。
温泉じゃなければ、自分のところの風呂がいいということで、人が集まらないと。
どんなに遠くても、1泊2日とも言ってた。商売は大変である。

土曜日の21:00。ゆったりとしていた。若者の方が多いというのも、現役バリバリの銭湯という感じ。
暗かったから正確ではないけど、外観もきれいに整備されていたような感じだった。

そう、入口に大村昆のオロナミンCのホーロー看板があった。一番古いバージョンかな。