差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2004年12月25日土曜日 22:28
宛先: 銭湯ML
件名: 梅の湯(大田区池上)

ナカムラです。

今日(12/24)は、「梅の湯(大田区池上)」に行ってきました。
池上駅(東急池上線)から、0.5キロ、5分くらいです。

この前、ぐっちゃんに西島三重子の「池上線」がなんで好きなのか問われたけど、うまく答えられなかった。
西島三重子の歌は、シャンソン系を含めみんな好きだけど、この歌のが持つ強い哀愁が多感だった小学生の心を強く揺さぶったということだと思う。
それと、大学で私小説の講座を受講するなど、私小説に惹かれてるけど、彼女の歌はその要素があるからかも知れない。
ぐっちゃんのカラオケのお箱と聞いて、うれしくなってしまった。

小生は、何回も歌ってるけど、いつもうまく歌えない。
音痴というのもあるけど、歌うにはチト難しい曲だと、言い訳・・・。。。。

池上は、20年くらい前に池上本門寺に来て以来かな。実に久し振り。
池上本門寺の門前町。
商店街というか、街の懐が深い感じがする。

同湯の煙突は、コンクリではなく、油井型の煙突。
ここら辺では珍しいかな。

同湯は昭和42年築。脱衣所の上にアパートが併設されている。
脱衣所の天井の高さは十分。その上にアパートが載っているので、威圧感がある。
住人が居ないせいか、灯りがついていないので、さらに異様な感じがする。

しかし、入口付近は小綺麗で明るい。
隣のコインランドリーも赤いテントがかかり、色彩としても明るい。
さらに紺のオリジナル暖簾が粋。

エントランス棟は、平格天井。下足箱の錠はSakuraG錠。
今はあまり見なくなった模様ガラスを嵌めた、手前に引く式の木製のドアがある。

番台にいる主人に400円を渡す。
なんか、公明党の神崎代表を穏やかにしたような、柔和な紳士だなぁ。
とても、自分は、こうはなれない・・・。

脱衣所は、3間四方。天井は平格天井ながら、少しせり上がって、折り上げ風に仕上げられている。
しかし、天板はチープな昭和中期的な、グレー木目調の合板。

横置きにさSakuraV錠の島ロッカーが横置きに1つ。
テレビとグッズのガラスケースが載っている。

その他、ひき違い戸の旧型冷蔵庫、旧型マッサージ機、HOKUTOWのアナログ体重計などがある。
外壁側、浴室方は、「バイタル熱気浴泉」の部屋が張り出している。
3人くらいしか入れないものだけど、別料金不要。

浴室は、幅3間、奥行4間の2段型。大黒柱は、黒い細かいタイル巻きになっている。
ウィング部は幅1間なので、最高部は2間四方の正方形になっている。
心持ち天井が高いかなぁという感じがする。

カランは、センターから、7・5・5・4。すべてにシャワーが付いている。
取っ手が銀色の角型のカランだけど、メーカーは判らず。
カランもパール色の床も清潔に清掃されている。

浴槽は3槽。真中が赤外ランプ付の気泡湯で温度は43度くらい。
両側が薬湯でジャスミン系の洋風のものと外壁側が宝寿湯。
小生は宝寿湯が好きだけど、温度計は50度。手を入れるのがやっとで、足先を入れるのがやっと。
外様者なので、加水はやめたけど、人間の入れる温度ではない。残念。。。

ビジュアルは、丸山師の富士山。
簡素な構図ながら、力強さがあるいい絵。
女湯の方には灯台が見える。なかなかレトロな灯台で見入ってしまた。

上がりは、カルピスウォーターを飲みながら、女将と歓談。
やはり、築40年近くでは、アパートの入居者が居ないと困り顔だった。

階段下りれば、大浴場。悪くないと思うんだけどなぁ。
まぁ、今の若者に受けるとは思わないけど。

今日はクリスマスイブ。
池上のケンタッキーは混んでいたし、ケーキ屋では表でケーキを売っている。
女性はどこかオシャレしているし、プレゼントなのか、小さめの紙袋を提げて歩いている。
年の瀬だなぁ。