差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2003年11月24日月曜日 0:38
宛先: 銭湯ML
件名: [sento-freak:04590] 梅の湯(川崎市川崎区)

ナカムラです。
今日(11/23)は、「梅の湯(川崎市川崎区)」に行ってきました。

川崎の旧遊郭(貸座敷免許地)南町を撮影し、銭湯で一服というコースです。
南町1番地から入ると、すぐに「政の湯」。ここは温泉銭湯。そのうちこなければ・・・。

昨日歩いた旧抹香町(小田原市)と違い、南町は現役の風俗街、カメラを持って歩くのは少し緊張する。
それに、南町の奥には○○組といったその筋の事務所があり、スキンヘッドの3人が妙に高級なクルマを洗っていたりと、またまた緊張する。
だいぶ減ったらしいけど、いくつか売春防止法以前の建物を見つけることがでた。
小料理屋だったり、旅館だったり、空家のようなものもいくつか。

南町滞在を1時間くらいで切り上げ、今日の目的地「吉の湯(貝塚町)」または「梅の湯(渡田向町)」のうちボロい方へ。
吉の湯は、「川崎の銭湯マップ」で設備の記載とコメントが記されていなかった銭湯。
コインランドリーの建物と、もう1つの建物との間の小道の奥にある銭湯。
道路側から見ると、ペンキ絵もあるし、男女の境にはタイル絵らしきものもある模様。

活気はないけど、ボロくもない。
川崎駅から10分くらいだから、今度会社帰りにでも寄ることにして、梅の湯へ。
しかし、銭湯の近くには、やはり中華屋があるなぁ。

同じ道だけど、渡田向町に入ると商店街も「貝塚本通商明会」から「渡田向町商店街」へ。
しばらく行くとやたらボロい看板のお菓子屋。休みか廃業していつのかわからないけど、その上に土管を組んだ式の煙突。
同湯は、店はまばらだけど、商店街に面している。
ボロいというか、前にゴミの集積所があったり、なんか散らかってるなというのが第一印象。ゆるい感じ・・・。

蹴上げが小さく幅広いコンクリの階段を3段登って暖簾(茶色の牛乳石鹸のもの)をくぐる。
正面に、傘を突き刺す式の傘入れ。曲面を描いていて、錠は「MON」のもの。
エントランスは格天井。しかし、チープな素材で白ペンキ塗り。
下足箱は松竹錠。87番まである。

戸を開けると番台。前面が曲線で昭和中期的なグレー木目の新建材。
天井は折上げ格天井(9×13)。しかし、エントランスと同様にかなり質素な材。
格子も60センチ角くらいと小さく、モスグリーンの格子も細く貧弱。天板はベニヤ板に白ペンキ。おまけに、破れている天板もある。ゆるい・・・。
「弥生湯(幸区塚越)」にもあった、「浴場広告の事なら佐野塗広社へ/川崎・鶴見浴場組合公認」なるワープロ打ちの張り紙。

床は所々破れたらしく、板を充てガムテープで固定している。こんなのが何箇所もある。
脱衣所の隅には、錆びたブラ下がり健康器。

男女境の上に大型のTV。その後ろには大きな柱時計。例によって壊れているけど、黒い色ではないなぁ。
ロッカーは外壁側と縦に島ロッカー。梁には黒く汚れた「Asahi」の大型扇風機。

浴室は、島カラン(三角の鏡が付いている)1列。
カラン数は、センターから8・6・6・7。センターと外壁側のみシャワーが付いている。
カランは茶色の取っ手が付いている角ばっているもの。

浴槽は深浅2つ。境には、小さいタイルが張ってある山型の蛇口取り付け台がある。
これって古いんかな・・・。

まずは、深い方が薬湯で温い感じなので入ると、電気風呂になっていて驚く。小生はこれが苦手である。
浅い方は2穴ジェットが2つ。温度は43度くらい。これが座風呂なのかな、なんか浅い湯船である。

正面にはペンキ絵。「4.11.23」と11年前の今日の日付。
渓谷と左側には山道。最近も同じ絵をどこかで見た気がする・・・。
女湯は富士山。しかし、かなり「崩落」が進んでいる模様。

男女境は富士山・湖・ヨット・松のモザイクタイル絵。
その上の蛍光灯の支柱はなんか曲がって傾いている。ゆるい・・・。

上がって、久し振りにフルーツ牛乳。冷蔵庫の中は、ラムネなどもあったけど数が出ないのか寂しかった。

不潔ではないけど、玄関回りから始まってどことなく締まりがない銭湯という感じだった。

銭湯マップがたくさん積んであったので1冊もらってきた。
そうしたら、セットなのか銭湯マナーが書いてある書類入れをくれた。