差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2009年11月10日火曜日 23:30
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 柳湯(北区東十条)

ナカムラです。

今日(11/6)は、「柳湯(北区東十条)」に行ってきました。 東十条駅(京浜東北線)から、0.4キロ、4分くらいです。

埼玉・蕨市の銭湯を予定していたものの会社を出るのが遅くなってしまった。蕨の古銭湯の朝 日湯、藤の湯、亀の湯のツアーは今度にして、プチ・スーパー銭湯の柳湯での週末サウナに進 路変更。。。

同湯は、旧王子製紙の十條工場跡地の傍らという立地。工場は昭和47年にマシンが止まり、 現在は都市再生機構の団地が並んでいる。

昭和初期の創業。多く居た工場関係者も利用した歴史があると思う。現在の建物は、洒落た感 じのマンションが主体で、その2階に浴場スペースが入っている。

階段あるいはエレベーターで2階に上がれば、意外にも木札の松竹錠の下足箱。スー銭系でこ れは珍しい。傍らの自販機でチケットを購入する。入浴料450円とサウナ代はプラス370 円。大小タオル付ではあるけど、少々割高か。。。

浴室スペースは、幅3間、奥行5間ほど。天井はプラ板張りながら三角屋根で十分な高さがあ る。これとは別途、屋外の東屋の下に、薬湯を注いだ岩風呂風の露天風呂がある。

浴槽は、横に広い室内の奥側半分近くに広がる。中央には片側の島カランが1つのみ。カラン 数は5・0、壁に沿って5・4・4と多くはない。そういった一通りのスー銭系の設備に、4 人は入れる大きくて冷却十分な水風呂。

潤いは無いももの普段使いには贅沢な設備群と言っていい。

露天は石張りの浴槽というだけで特段の風情はない。しかし、最近の新機軸か「唐辛子」と表 示された赤黄緑色の見たこともない薬湯は印象的。というより最初は不気味で驚いた。さらに、 商店街の照明灯に飾られるようなプラスチックの色とりどりの紅葉がチープな感じも十条にあ っている。

肝心のサウナは、広くて、清潔で、テレビもある快適なもの。一人農業のバラエティー番組を 見ながら、水風呂との間を何往復かする。

上がりは、気になる居酒屋に行く前に生ビール(中)400円。生ビールの味は普通だったけ ど、黒黴が生えたようなビニール製のコースターは頂けない。むしろ無い方がいい。何でこの 辺の感性がないのかなと残念に思う。応対などを見ていると、やる気がない訳ではない。

金曜日の20:30から21:30に滞在。相客は10数人といったところか。込んでいるほどではな いけど、そこそこ客が入っていた。

家からも近いし、今後の発展を見届けたい。。。

目的の居酒屋「新潟屋」は、すでに看板を過ぎていた。サブ候補の「埼玉屋」は、なんと幟型 の看板を残して更地になっていた。ただ、多くの銭湯の場合と違って、50年を経た建物を壊 しての建て替えのご様子。

十条に来ると、正常な人は何と赤提灯が多い街なんだろうと驚くと思う。ちょっと異常を来し ている小生のような輩には楽しくてしょうがない街だ。。。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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