差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年12月12日月曜日 19:32
宛先: 銭湯ML
件名: 安浦温泉(横須賀市安浦)

ナカムラです。

今日(12/3)は、「安浦温泉(横須賀市安浦)」に行ってきました。
横須賀中央駅(京浜急行)から、1キロ、15分くらいです。

今日は、JR衣笠駅から,「池上温泉(横須賀市池上)」を目指したけど、古いマンション下駄履き銭湯の、銭湯部分の解体が終わったところだった。
15:00と早い時刻だったので、衣笠駅から、「もうやっていますか」と電話すると。
「もう、うちは開業していますよ。」とのやりとり。でも、聞き違いで、「開業」ではなく、「廃業」だったとは・・・。

スーパーになるという1階部分をのぞくと、古いモザイクタイル絵が残っている。太陽に帆かけ船の絵柄が男湯の絵。
ほの暗い、がらんとした空間に、印象的な光景だった。

池上十字路から、本数は少ないけど、安浦温泉のある「安浦二丁目」行きのバスがある。
まさか、廃業していると思わないのでセカンド目的地は想定していなかったけど、横須賀市の銭湯で未踏の同湯へ向かうことにした。

安浦二丁目バス停は高層マンションの袂。つまり、以前は、海だったところ。安浦温泉は海岸近くの銭湯だったと思われる。同湯の隣は駐車場になっているので、全景が見渡せる。古いけど、かなり大きなビル銭湯。隅に大きな四角の煙突が聳えている。

1階が駐車場とコインランドリー。入口の下足箱の錠は、ビル銭ながら、旧型のさくら錠。
営業時間は14:00から2:00。以前は正午から4:00だったので、短縮したようだ。

2階にフロント。階段上に下がっているシャンデリアも点いていない。フロントスの休憩ペースの電灯も1/3くらいしか点いていない。電気代をケチっているのか、どことなく裏ぶれた雰囲気を感じてしまう。
400円にサウナ代100円でバスタオルを貸してくれる。

ポカリスエットの暖簾を潜って脱衣所へ。床は藤敷き。縦長で、サウナ室にスペースを取られ、広くはない。
男女境側にずらっとSakuraV錠のロッカーが並んでいる。ビル銭ながら、脱衣籠も現役。ロッカーの上、女湯との仕切りが、透明な硝子というのが珍しい。
デジタル体重計、浴室入口には例の緑マット。
どことなく、コミカ風呂的な作りこみがなされている。

浴室は、幅3間、奥行4間。バイブラが、湯柱が上がるほどの勢いで、水銀灯で照らされた明るい浴室は、その全体が湯気に包まれている。

島カランは1列で、カランは外壁側から10・6・6。ビジュアル的なものはない。

浴槽は、入口脇に水風呂がある他は、男女境に沿って、バイブラ、電気、寝湯×2、打たせ湯。奥壁側に7点座ジェット×3。
更に、奥壁の奥に別室(幅2m、奥行き1.8m)があって、石張りの薬湯槽(じっこう)がある。窓を開ければ、外気浴に近い感じがする。
日曜日はレモン湯とのこと。生のレモンを使うのだろう。

サウナは、6人くらい入れるもの。2人用の水風呂と3往復。さらに露天風岩風呂とも3往復なので、どうしても入浴時間が長くなる。湯疲れはあるものの、帰りの足取りは軽い気がする。

上がりは、スーパードライ300円。
つま先を空気圧で圧迫して、さらに足ツボを刺激するという、足裏専用のマッサージ機を初めて見る。5分100円と安くはないけど、まあまあの気持ちよさだった。

同湯から横須賀中央駅までは約1キロ。
「ラーメン・つたや」の、ご主人にお借りした横須賀関係の資料の返却もあり、トボトボ歩いてつたやへ。
濃い芋焼酎のお湯割りを2杯、野菜炒め、焼き鳥、ラーメンで2800円。
焼き鳥が余計だったかな。また食べ過ぎてしまった。

バスでJR横須賀駅に出て、横須賀線で帰館。
いつもながら、この空いている横須賀線でウトウトして帰るのが気持ちいい。



安浦温泉の隣家。恐らく昔は医院だったんだろう。空家のようだった。