差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2004年11月24日水曜日 23:58
宛先: 銭湯ML
件名: 八幡温泉(平塚市東八幡)

ナカムラです。

今日(11/20)は、「八幡温泉(平塚市東八幡)」に行ってきました。
平塚駅(東海道本線)から、2キロ、20分くらいです。

商店街が切れ、日産車体の工場を過ぎ、住宅地になってきたところにあります。
きれいに銀色に塗装された油井型の煙突。
昭和45年築のトタン張りの銭湯。
質素な佇まい。

牛乳石鹸の暖簾をくぐると、番台裏はタイルのモザイク模様。
その上に、「銭湯大スキ 湯気の中は みんな しあわせ」のポスターがある。
下足箱の錠は、旧型のさくら錠が付いている。
質素ながら、清潔なエントランス。

番台への戸を開け、女将に400円を手渡す。
番台は前面がカーブしたもの。そここそ高い。

脱衣所の広さは幅2間半、奥行3間の中型銭湯。
天井は、縦に何本か逆U字型の溝が切ってあって、その間を木目調の天板が渡してある。

SakuraU板鍵の島ロッカーが縦置きに1つと、外壁側にKing板鍵のロッカー。
King錠のロッカーは初めての遭遇かも知れない。
端っこに脱衣籠も積まれている。

その他、旧型のマッサージ機、TANAKAのアナログ体重計などがある。
大黒柱の前には招き猫、番台横の入口扉の上には大入の額など縁起物、主人の趣味か写真の額もいくつか。

縁側はあるけど、いわゆる庭というものはない。
同湯は、角地ながら、角の方が女湯。
反対側に4、5階の寮があるためか、そちらが男湯になっている。

浴室は、幅2間半、奥行3間。天井は、ウィング幅1.5間の2段型。
タイルは、新しいものに更新され、一見して清潔で明るい浴室。
床のタイルは茶とベージュの風車をデザインしたもの。なかなか、シック。

島カランは、鏡のみのもの1列。
カラン数は、センターから6・5・5・6。
カランはWaguriの旧型、管がホームース型のもの。

浴槽は深浅2槽。
浅槽は、バイブラバスに緑ランプがある。温度は43度くらい。
深槽は、2穴ジェットが2機。結構熱くて、44度くらい。

ビジュアルは、北鎌倉の新世美術の富士山。東京の3人衆に比べると、技術の差は大きい。
ペンキに艶がないのも特徴かな。
そういえば、天井、壁の白ペンキも艶がないなぁ・・・。
そして、葬祭屋、薬屋の広告看板と、新世美術の広告看板。

主人にペンキ絵の撮影許可を請うとOKとのこと。
何枚が撮影して、缶ビールを飲みながら服を着ていたら、こっちへ来いと手招き。
女湯に客が居ないので、こっちも撮れとの合図だった。

女湯に入って、ペンキ絵を撮影。
脱衣所も、基本的に男湯と同じだったけど、お釜型のドライヤーに初めて遭遇した。

帰りは「金春湯」を経由して、飲み屋街の、いつも混雑している焼鳥屋「鳥竹」へ。
商売熱心なのは感心したけど、味はそれなりでしかなかった。
バラックのような店なのに、値段も安くない。
C級グルメとしては、横浜に多くある惣菜焼鳥の「ハマケイ」の味の方が、馴染みがあるし、安くて美味しい感じがした。