旧四谷見附橋 S59.12.25.

1913年(大正2年)に竣工した上路式鋼製アーチ橋。
橋長37m、幅員約22mで、都内最古の陸橋として、外堀を跨ぎ新宿通りを通していた。

このネオ・バロック調の美しい装飾は、1909年(明治42年)に完成した赤坂離宮(現在の迎賓館)のデザインに対応させたもの。
交通量の増加に伴い、1987年(昭和62年)に架け替えられた。

日本最古の鉄製アーチ橋。明治中期から大正期に架橋された装飾橋の中でも鉄橋としては残された唯一の橋。
文化遺産として価値が高く、現在は八王子市の長池公園に移築され、「長池見附橋」となっている。 

現在の新しい四谷見附橋は、橋長45m、幅員40m。構造も変わったけど、この旧四谷見附橋のデザインを踏襲している。



皇室の紋章が掘られている華麗な親柱


四谷見附橋から国鉄四ツ谷駅。
狭い橋詰めには、古い交番の建物が残っていた。


麹町聖イグナチオ教会(昭和24年築/平成9年解体)


慶応義塾大学医学部予防医学教室(昭和4年築)/新宿区信濃町