差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2004年7月17日土曜日 13:36
宛先: 銭湯ML
件名: ゆ〜シティ蒲田(大田区蒲田)

ナカムラです。

今日(7/16)は、「ゆ〜シティ蒲田(大田区蒲田)」に行ってきました。
蒲田駅(JR京浜東北線)から0.3キロ、5分くらいです。

東口のピンサロなどがある歓楽街の通りを抜けると、赤の「ゆ」というネオンが眼に入ります。
それにしても、夜の蒲田駅周辺は猥雑です。駅前からいきなりというJRの駅は珍しいかも知れない。
猥雑な街は嫌いじゃない。時として好んで歩くけど、黒湯に浸かって身体を癒そうとしているテンションには少しきつい。

同湯は、旧来の銭湯を平成6年に改築。
その時に黒湯を掘り当て、現在の宴会場付きの黒湯の銭湯になったとのこと。

なるほど、銭湯的な広さの敷地に、4階?建の落ち着いた茶色のタイルを貼ったビル。
1階が駐車場とコインランドリー、2階が銭湯施設、3階が飲食スペースになっている。

茶色のオリジナル暖簾をくぐると「SakuraG」の下足箱が男女共用で168個ほど。
料金は自販機でチケットを購入。
400円とサウナ300円でリストバンドとフェイスタオル、バスタオルが渡される。
手ぶらセットでも770円と手ごろかな。

脱衣所は、100円返却式のロッカー。大・小の大きさがある。
銭湯専用施設のようだけど、ビルにつき天井は低い。脱衣所も普通の広ささ。

浴室は、幅3間、奥行5間くらいと大きい。さらに、外の広いベランダに露天がある。
脱衣所側に島カラン1つと、両サイドにカラン。
Waguriのもので、シャワー、カランの取っ手とステンレスでできているもの。

浴槽は、男女境からL字型に配置されていて、真中が1段階段を昇ってジャグジー。
その両脇にジャグジーから湯がこぼれ落ちる構造で、バイブラバス、座風呂&電気風呂の浴槽がある。
その一群の後ろに水風呂&サウナ。
ビル銭につき洗い場の天井は低いけど、浴槽のある部分のみ2間半くらいの高さがある。3階の宴会場のスペースを削って、吹き抜けにしてあるのだろう。
ビジュアルも、ジャグジーの後ろに小さいながらも貼り絵式のタイル絵。山が描かれている。

肝心の黒湯温泉は、5人くらいが入れる露天になっている。うたせ湯もある。
ベランダの屋根の一部に50センチ四方の穴が開いているだけの露天だけど、
「非常時以外開放禁止」の鉄戸びらが開放されているので、風の流れはあって、まさしく露天風呂の感じ。

黒湯を語るほどに詳しくないけど、いままで経験したことがない匂いの黒湯だった。
油が浮いているわけではないけど、どことなくオイリーな匂い。
個人的には嫌いではないけど、「温泉」のイメージとは合わない香りだなぁと感じた。
地下120メートルから汲み上げていると書いてあった。

荒川区の銭湯で、同区の銭湯はほとんど井戸を使っていて水脈がそれぞれ違うので、それぞれ湯が異なっていると説明されたことがある。
大田区の黒湯といっても、多くのバリュエーションがあるのかも知れない。

金曜日の22:00。
7〜8人は入れるサウナで一人、バスタオルを敷いて、行儀が悪いけどゴロンと寝ていた。
1週間の疲れを感じながら、静かに有線放送のマイナーな楽曲が流れている。
オヤジが入ってきたので、起き上がろうとすると、「いいよ。いいよ。全然・・・」と。
職人かな、なかなかいい感じのオヤジだった。
こういうやりとりは好きだな・・・。

上がりは、3階の宴会場に赴く。
22:30。丁度、宴会場の閉店の時刻らしく座卓の上には座布団が上げられ、当然に客はいなかった。
生ビールを所望すると、若い兄ちゃんは心よく出してくれた。
なかなか、いい銭湯だった。