白山浴場（文京区白山）

Masayuki Nakamura
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2024/04/28 16:26

ナカムラです。

今日（4/13）は「白山浴場（文京区白山）」に行ってきました。

白山駅（都営三田線）から０.4キロ、6分くらいです。

1952年に建てられたレトロな小石川白山教会でオルガン演奏会が開かれると聞いたので、建物の内部を見ることができるチャンスだと思って出かけた。

約30年使って老朽化したクラッシックオルガンを2022年に入れ替えたという。献金がすぐに集まったという神のご加護に感謝するという趣旨の、「オルガン奉献記念演奏会」というものだった。演奏者は各種のオルガンコンクールで賞を取られている、椎名雄一郎氏という東北学院大学教授の宗教の教授でオルガニストの方だった。曲の解説が面白く心地よい1時間だった。

白山浴場の開店は16：00。少し時間があったので界隈を少し散歩。八百屋お七の墓、白山花街跡、富士見湯跡などを歩いて回る。

さて、白山浴場。明治時代から続く銭湯。昭和4年の「六大都市府県下浴場名鑑」では戸崎湯（小石川区戸崎町24）という屋号になっている。戦災も免れ、戦後に一度改築され、さらに昭和55年に現在のマンション銭湯に改築されている。

マンションの半地下に入るビル銭湯。開放的でガラス張りのコインランドリーとともに中央部には何種類もの手作りと思われるオリジナルの大きな暖簾が交互に掛けられる。

階段を数段下がると上がり框、アクリル扉の下足箱があって、直ぐ先に狭いロビーに簡素なフロントが続く。夕方に2時間だけ頼まれてフロントを務めるおばちゃんに520円を払って、アルミサッシの扉を開ける。開店から30分程度経過した頃、相客は12、13人といったところ。脱衣所も浴室もそれなりに混んでいる。

半地下の浴室広くは天井も高くなく広くもない。奥壁はペイズリー絵柄のモザイクタイル絵。その前に3つの浴槽が並んでいる。一番温い温度の薬湯は空かなかったので入ることはできなかった。残りの2槽もやや温めだ。同湯は熱めのお湯という記憶だったけど違っていた。

一方、カランのお湯は熱湯に近いもの。設備が古い銭湯では浴槽へ注湯する高温のお湯とカランのお湯が同じ温度で、あわや火傷しそうというケースがままあった。しかし、最近はあまり遭遇することがない。久し振りだなぁと少し懐かしい気がした。

相客はご高齢の方が多いものの若い客も複数いる。1階のコインランドリーも広く開放的で、若い人が多かった。

30分くらい入って、ロビーでデカビタを頂きながら散歩の休憩。日曜日の明るいうちの銭湯はいいなぁ。

直ぐ近くの共同印刷の本社・工場は、先ず本社が本社兼賃貸ビルに建て替えられ、その後残った工場？部分が解体されて522戸のマンション（リビオシティ文京小石川）になるようで、広大な更地になっていた。徳永直の戦前のプロレタリア小説「太陽のない街」の舞台となった工場。千川がよく洪水を起こしていた場所でもある。水は溢れなくなったもののどことなく湿った印象が残るところ。優に1戸1億円は超えるだろうマンションが500戸以上も供給される。売場面積1700㎡のスーパーマーケットも誘致されるようだ。どういった人が移り住んでくるんだろう。

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ナカムラ　（Masayuki Nakamura)
URL: http://furoyanoentotsu.com（風呂屋の煙突）
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白山浴場近くの最近廃業したトンカツ屋の脇に、古い井戸が朽ちていた。

同湯近くの共同印刷は、先ず本社が本社兼賃貸ビルに建て替えられ、更に522戸のマンションになるようで広大な更地になっていた。
徳永直のプロレタリア小説「太陽のない街」の舞台となった場所。1戸1億円を超えるだろうマンションが500戸以上も供給される。

白山下の交差点に富山県人会のの大きなビルがある。旧藩に由来するものか。