新田浴場(大田区矢口)

新田浴場(大田区矢口)　　H18.9.22

今日（9/22）は、「新田浴場（大田区矢口）」に行ってきました。
武蔵新田駅（東急多摩川線）から、０．７キロ、１０分くらいです。

フロントに座る、黒い服なのに胸元がまぶしい、美形の若女将にしばし目が釘づけになる。
それだけのために、訪れる価値があるかも･･･。

奥壁の後ろに設置されている、テレビ付のサウナ室の前には３００円とあったけど、３年ほど前から無料になっているようだ。
幅３間、奥行５間の大型銭湯。カラン数は、外壁５、奥壁６、センターに９。日の丸扇の刻印がある丸味がある銀の取っ手のもの。
外壁側に黒湯、ぬる湯の薬湯(ローズヒップ)。センターにパイブラ、７点座ジェット×２、水風呂がある。

ビジュアルはないものの、外壁からＵ字型の装飾の梁を渡し、神殿風の列柱を４本立てる演出がなされている。
女湯は木製の屋根があったので和風ティストの装飾がなされているのだろう。
真中にガス灯風の照明器があり、他の照明も電球色で統一されている。

無料乾式サウナに、浴槽も充実のラインナップ。フロントスペースの広さも特筆もの。
若女将も美しいし、なかなかいい銭湯だ。



かなり大きな前庭があったのか、フロントスペースは大きい	武蔵新田駅近くの森の湯
武蔵新田の旧カフェー街もこの建物だけになった。旧カフェーの隣の建物は解体中だった。	カフェーだった建物がが解体だった
武蔵新田は、売春防止法施行前の、城南唯一のカフェー街だった。駅から近い食品スーパーマルエツ裏の路地に、そのころの建物が残っている。かつてのカフェーは、第一クラブ、第二クラブ、第三クラブ称したアパート３棟の約１００室。そこに、州崎遊郭の流れをくむ、３０数件の業者が入るという、壮絶な構図だったらしい。働き手は、主に２１、２歳の若い娘・・・。現在は、タイルや鉄平石を張った意匠にカフェ－調の特徴はあるものの、それと言われなければ、恐らく普通のアパートにしか見えないようなモルタルの建物。最近まで３軒残っていたけど、うち２軒が解体された。残る１軒もずっと空家のよう。武蔵新田のカフェー街跡の、痕跡が無くなる日は近そうだ。