浅田ラヂウム温泉（川崎市川崎区浅田）

差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2006年12月3日日曜日 22:41
宛先: 銭湯ＭＬ (sento-freak@kt.rim.or.jp)
件名: 浅田ラヂウム温泉（川崎市川崎区浅田）

ナカムラです。

今日（12/2）は、「浅田ラヂウム温泉（川崎市川崎区浅田）」に行ってきました。
武蔵白石駅（鶴見線）から、１．０キロ、１０分くらいです。

今回は、「第二清水湯(横浜市鶴見区汐入町)」の営業を確認するため、２つ手前の弁天橋駅から、約２キロほど歩いて行く。電話が通じないので廃業かなと思っていたけど、ちゃんと営業している･･･。

気分的に設備充実系の銭湯が良かったので、第二清水湯はまた今度にして、浅田ラヂウム温泉へと向かう。

小田町の商店街が、工場地帯に近づくにつれて、商店が疎らになってくる。そんな辺りに同湯はある。築４０年程度の３階建の古いビル銭。後方にはコンクリ煙突が聳え立っている。２階には飲食店、３階には｢カラオケ天国｣の看板はあるものの、どちらも営業している様子はない。それにしても大きな建物だ。

ビルの右側にエントランススペースがある。暖簾を潜るとSakuraＧ錠の下足箱。古いバージョンなのか、札は木製だ。

ふくよかなフロント嬢に１０００円出すと、６００円バック。値上げ前の値段なので驚いた顔をすると、全館禁煙にしているからという回答が来る。よく考えると珍妙な答えだ。まぁ、何か理由を付ける必要があるんだろう。

お風呂屋さんの人って、他の店のことは知らないことが多い。しかし、同湯のふくよかなフロント嬢は、銭湯マニアといっていいほど、付近の銭湯とスーパー銭湯に精通していて驚かされる。今度、一緒に行こうとは誘わなかったけど･･･。

フロントスペースの奥には、６畳くらいの畳の休憩スペースがあって、テレビやかなり大きなクリスマスツリーが飾ってある。銭湯としては充実している休憩スペースがある。

脱衣所は、幅４間四方くらい。天井も３間弱とかなりの高さ。外壁側はフルにサウナ室が食い込んでいるけど、狭さはない。ロッカーはSakuraⅢ錠のものが、フロントとの壁側と男女境側にある。

アナログ体重計はYamatoの重量級のもの。この前、京都･弁天湯で初めて遭遇したけど、時を置かずに再び遭遇する。その他、腰にベルトを回して機械で揺らす往年の名機？が化石のように残っている。もう、何十年も前のもの。何ていう機械だったか･･･。そして、こんなにも大きいものだったと思う。アメリカからの輸入ものか。

この、脱衣所の白眉は、本物の大型のステンドグラスだろう。男湯のものだけで、幅３間、高さ１間弱。川のほとりの鹿の一群の図。４０年前の当時で男湯だけで数百万円程度したらしい。女湯の絵柄は湖･白鳥･古城の絵柄。銭湯で、これほど本格的なステンドグラスは見たことがない。

浴室は、幅４間、奥行５間の大型。天井は３間弱でプラ板張り。真中が緩やかにカーブしている。
島カランは２列で、カラン数はセンターから6･5･5･5･5･5。カランは日の丸扇の刻印がある旧型のもの。

浴槽は、奥壁に接して大型のものが１槽のみ。恵那ラジウムという会社の鉱砂を使った人工のラジウム温泉だ。「厚生省認可」という本格的？なもので、かなり値段も張るらしい。かのフロント嬢はその薬効は実感できないと言っていたけど、リウマチ系の客からは効くとの声があるらしい。

この銭湯のさらなる特徴は、巨大モザイクタイル絵(高嶺･湖･アヤメ)がある後ろに、浅いながら本格的な１５メートルの温水プールがあること。火･木･土が男湯の使用で、それ以外の日は女湯の使用となっている。久しぶりに泳いでみるけど、まっ裸で泳げるプールというのはザラにはない。

ビジュアルは、先に記したステンドグラス、奥壁の巨大なモザイクタイル絵の他に、男女境にバンビのモザイクタイル絵があって、充実している。

営業時間は平日7：00～11：00amと3:00～11：00ｐｍと長く、休日はさらに朝早くからやっている。朝風呂は夜勤明けの工場労働者かと想像していたけど、近くの富士電機の工場は5：00pmに終わるらしく、工場労働者ではなく、職人が多いらしい。

上がりは一番搾り260円。ラジウムの水もフロントスペースで冷やしていて自由に飲めるようになっている。ビールなんかより、こっちの方がいいのにと言われる･･･。

土曜日の１７：００～１８：４５に滞在。なかなか充実した銭湯。客は途切れなく入って来る。川崎駅から京町循環のバスで｢浅田｣で降りれば、２分程度と川崎駅からのアクセスも悪くない。いい銭湯だ。

帰りは、小田の商店街を反対の端まで歩いてみる。１９：００くらいなので店仕舞いに入っているけど、それなりに活気のある商店街だ。その中ほどにある緑湯に明かりがついている･･･。5/12に訪れようとして、川崎新町駅から電話をしたら、休業中だったが見事復活していた。レトロないい感じ、また閉まらないうちに、訪れなければ･･･。

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ナカムラ　（Masayuki Nakamura）
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URL: http://www7a.biglobe.ne.jp/~masayuki/ （風呂屋の煙突）
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第二清水湯

緑湯