差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2008年5月31日土曜日 8:37
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 旭湯(横浜市港北区日吉)

ナカムラです。

今日(5/30)は、「旭湯(横浜市港北区日吉)」に行ってきました。

日吉駅(東急東横線)から、0.5キロ、6分くらいです。

20:00に会社を出て、地下の「みそ膳」というラーメン屋で夕食。最近、この店でのラーメン な夕食が増えている。。。

都営三田線の大手町駅から東急目黒線経由で日吉駅に向かう。日吉は3月末に新しい地下鉄も 開通して人通りも多い感じがする。10数年前、この町に一時期住んでいたことがある。でも、 慶大生が「ヒヨウラ」と呼ぶ日吉キャンパスの裏で、同湯とは反対側。電車から同湯の煙突は 見かけてはいたものの、正確な位置は把握していなかった。

今日は生憎の雨降り。雨の日は濡れた路面が光りを吸収して暗いし、日吉は道路の整備が悪く、 深い水溜まりも多くて歩きにい。イメージしていたよりも遠く、地図も持たなかったので案外 と時間が掛ってしまう。

さて、旭湯。通りに接して、別棟コインランドリーと駐車場。油井型の煙突を持つ銭湯はその 奥にある。入口の脇に「旭湯」という行燈看板があるほか、直方体の脱衣所建物にやはり屋号 を掲げている。

エントランス部は、さらに直方体でタイル張りの平屋建物が増築されてフロント部にもなって いる。下足箱はアクリル扉の松竹のアルミ板鍵のもの。自動ドアを通ると十分な広さがあるフ ロントスペース。ゆったりとしたソファ、新型のマッサージチェア。酒類も一番搾り、淡麗生、 赤ラベル、氷結と充実した品揃えになっている。

フロントで風呂銭430円とサウナ代250円を払う。下足鍵を召し上がられて、バスタオル とサウナ室用のひっかけキー、サウナ証としてのナイロンリストバンドが渡される。

脱衣所の広さは3間四方がオリジナルなんだろうけど、フロントのコックピット部分、浴室の 水風呂とシャワーブースの侵食があって広さは感じないくらい。

この建物は意外に古いもののようだ。建物前面の脱衣所上方が全面嵌殺しの窓になっていてそ の枠というか格子がモスグリーン塗りの木製になっている。現在は外側にアルミサッシが増設 されれいるようだ。撤去せずに木製の格子を残しているのは、その価値を感じてのことだと思 う。

天井も少し風変わりで、水平ではなく浴室側に向けて段々と高さを下げている。白く塗りつぶ された中に、照明器を下げていた台座の跡か、デザイン的なアクセントなのか、判断付き難い 長方形の凹凸の痕跡がある。どおってこと無いと言えばそうだけど、見たことがない雰囲気の 脱衣所だ。

浴室も意外にも伝統的な2段型の天井を持つ木造浴舎。大きさは幅3間、奥行3間半という中 型。昭和中期のものかな、濃淡2色のブルー系のペンキがやや草臥れている。

島カランは1列。カラン数はセンターから7・5・5・5。浴槽は奥壁に深浅2槽。浅槽がバ イブラとジェット。深槽がボディーマッサージ×1になっている。黄色の入浴剤に発泡剤が入 っているのか泡立っている。

全体的に明るくて清潔ないい浴室だ。ビジュアルは奥壁全面が新しいタイプの絵付けのタイル 絵。絵柄は、湖、洋城、高峰といった洋風でやや大味なもの。

外壁の外は、幅2間とそれなりの広さの庭を潰しての露天風呂とサウナ室が設置されている。 サウナ室はテレビも設置されているし、露天には天然実母散の湯が満たされている。なかなか に居心地がいい。ただ、今日は雨降りなのでフルオープンの露天は雨が落ちてくる。改築前の 鹿島田・旧多賀良湯では、やはり雨の日、屋根の代わりに番傘2本が頭上に下げられて風情と ともに威力を発揮していたのを思い出す。

上がりはアサヒの赤ラベル170円を頂く。

雨の金曜日、21:00から22:20に滞在。寛げるいい銭湯だった。相客は10人程度。みな 20代と思しき若い人ばかり。女湯に出入りする女性もおしなべて若い人が多かった。慶大生 が風呂無しのアパートに住んでいるとも思えない。どういった地域柄なのだろうか。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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