差出人: Masayuki Nakamura
送信日時: 2018年8月11日土曜日 10:36
宛先: 銭湯ML (sento-freak@freeml.com)
件名: 第二亀の湯(練馬区関町北)

ナカムラです。今日(7/15)は、「第二亀の湯(練馬区関町北)」に行ってきました。武蔵関駅(西武新宿線)から、0.4キロ、5分くらいです。

7月だというのに猛暑。そんな3連休の中日は灼熱の中を上石神井のオザキフラワーパークという洒落た名前の植木屋へ。お供の小生は頼りないかなベンチで昼寝している体たらく。

どこかへ出掛けると近くの銭湯を探す習性がある。今日は、先日入った松乃湯(石神井台)を通り過ぎて、西武新宿線の南側にある第二亀の湯へ。昭和32年創業。昭和61年にビル銭湯に改築された、ファサードがガラス張りの洒落た外観。そのガラスに迫力ある大きな文字で屋号が記されている。

2階は2年ほど前まで別店ののサウナ店だった。撤退した後にポーツジムが入っているようだ。オープンで洒落た外観に写真が入ったスポーツジムの広告は相応しい。とても築30年を経過した建物には見えない。

銭湯の入口ははビルの端にあって、花王石鹸の暖簾が掛かっている。入口には「お願い/雨の日も風の日も暑い日も寒い日も銭湯でホッとして下さい」とある。なかなか、工夫と熱意がある銭湯のようだ。

暖簾を潜れば、広くはない靴脱ぎスペースにSakuraG錠プラ板鍵の下足箱がL字型に並ぶ。自動ドアを入れば、広いロビースペースに居ずまい正しく女将さんが座っていた。相方が2人分の風呂銭を渡し、小生はスタンプ帳を差し出す。

入口とロビーの間、ロビーと脱衣所の間に円形のステンドグラス風の飾りが嵌められている。

脱衣所は、幅3間半、奥行2間ほどのコンパクトな空間。2方面にSakura3錠のロッカーが置かれている。デジタルの体重計と旧型のマッサージチェアだけがあるシンプルさ。浴室のドに門というかアーチが架かっているのがバブル期の建物ならではかな。

浴室の広さは、幅3間半、奥行は3間ほどの横長の空間。外観から大きな銭湯かなと思ったけど、どちらかと言えば中型の銭湯だ。2階にサウナ店があったからか、1階の銭湯にサウナはなく、銭湯としては意外にも伝統的でシンプルな設備だ。

島カランは2列で、カラン数は男女境から4・5・5・5・5・7。天井は緩い円弧を描くカマボコ型。こげ茶色で縁取りされたベージュのペンキ塗り。塗り重ねられたペンキの襞から一見木板のペンキ塗りに見える。手が届く高さならば拳で叩いて確認するのが定石だけど、最高部が1間と3/4ほどと手が届かず叶わない。

天井のペンキ塗りはくすみがない。カラン台の赤御影石や足触りのいい床に敷かれた中判厚手の煉瓦色のタイルも磨き込まれている。普通色と暖色の2色の照明は心地よく明るい。いい銭湯だなぁという印象を感じる。

浴槽は、奥壁に沿って深浅2槽。改装を期に炭酸泉の浴槽なども検討したらしいけど、答えは温度差のあるシンプルな2浴槽。高温浴槽は43度を少し超えているかな。最近あまり出会わないしっかりとした熱さ。一方、主浴槽は42度を割るくらいのぬる目。しっかり温度差があるので入浴のバリュエーションは大きく広がる。単純だけど、ありそうでこういった銭湯は数少ない。

土曜日の19:15から20:05に滞在。後半にどんどんと客が入ってきて、相客は10数人ほど。爺さんが孫に背中を流させている光景など、なんか懐かしかった。同湯は2年前の改装を期に開店時刻を16:00から12:00に早めている。営業時間を長くする“体力”がある銭湯のようだ。変った設備を導入するのではなく、昔ながらの“銭湯”を磨いたという印象のを強く受けた。とても気持ちのいい銭湯だった。

上がりの一杯は同湯至近の蕎麦屋「山葵」。昭和28年に「天龍」という屋号で創業し現在は二代目。東北由来なのか、へぎ蕎麦のような“板そば”という形で蕎麦が供されている。サッポロの黒ラベル、皮が蕎麦で出来ている蕎麦餃子、冷やしたぬき蕎麦などを頂く。いい蕎麦屋だった。

*************************************************
ナカムラ (Masayuki Nakamura)
URL: http://furoyanoentotsu.com(風呂屋の煙突)
*************************************************










         宮澤賢治の”雨ニモマケズ”が認められていた






目次へ