八幡湯(渋谷区富ヶ谷) 2011.01.10.

友人のお父上のお通夜で代々幡斎場へ。振り返れば、祝いの宴の前後やお通夜の後などにも礼服のまま銭湯の木戸を潜ってきた。

今日はかなりの寒波で寒い。振る舞いの酒を頂いた後、友人と古賀政男が通ったという上原のうなぎ屋「鮒与」で一献傾けあった後、代々木八幡駅のホームに接して建つ八幡湯へ向かう。

同湯は、昭和29年築創業の油井型の煙突を擁する伝統的木造銭湯。小さな飲み屋小路にあって、今でも井戸水を重油で沸かしている。

5年半振りの再訪。レトロなタイルが残っていたと記憶していたけど、浴室内装のタイルはクリーム色とベージュ系のタイルに一新され、稼働していなかったサウナ室は撤去されている。女湯にはサウナがあるようだ。

奥壁のペンキ絵は、富山市PR事業で5枚描かれた「立山連峰」とライトレールの図。同湯は大黒湯、仙石湯と並んで、丸山さんが担当された銭湯で「丸山清人画」と趣あるサインがある。

その他、ペンキ絵ポスターが外壁に中島さんのものが3枚、男女境に丸山さんのものが2枚貼ってあった。

小さい銭湯だけど客は多い。湯船の人口密度も高く、 昔の銭湯はこうだったなと懐かしさがこみ上げてくる。


《前回訪問:2005.06.29.》



八幡湯


代々木八幡駅