サウナ菊の湯(横須賀市小矢部) 2009.01.17

横須賀衣笠・菊の湯に入りたくなった。サウナ付きのシャビーな銭湯というところが気に入っている。

電気代も稼げないのか、飲料の自販機(ビールも入っていた)が撤去されたりと厳しい感じがした。燃料は完全に薪に移行したのか、周囲にはたくさん積み上げられていた。

上がりは、いつもの焼き鳥「鳥一」へ。女将は小生の「風呂屋の煙突」を見て銭湯帰りに鳥一に寄ってくれた夫婦連れがいたと話してくれた。

菊の湯もそうだけど、この鳥一にもいつもの面々の顔がある。

2軒目は、横須賀中央のチューサカ(中央酒場)に行ったが満席で入れず。「天国」へ。贔屓の「銀次」は第3土曜日につき、覗いてはみたもののやはり営業していなかった。天国では、久しぶりに横須賀濃度ともいうべき濃いホッピーを頂いた。

ここの店はホールも厨房も美男美女で驚かされる。やはり同じ印象を持つ方がいるろうで「ご一族ですか」などと聞いている。その中の一人が「城ヶ島の匂い」といって可愛く騒いでいる。聞けば、厨房から盛んに流れてくるイカ焼きの匂いとのことらしい。なるほど「城ヶ島の匂い」だった。


菊の湯
3軒目は、横浜・日ノ出町。おでんの名店「あさひや」に向うが灯りがついていなかった。
セカンド目的地「栄屋酒場」へ。

6卓ほどの実にアットホームな居酒屋だった。
昭和23年創業。道を隔ててすぐ向いの鉄条網の先には米軍のカマボコ兵舎が建ち並んでいたという。
横浜のすべてを見つめてきたくらいの歴史がある。

他のテーブルの客はご常連で、みな顔見知りの様子だった。
24歳の娘が婚約し、父に家を出る日を伝えていた。
なんかテレビドラマのような光景だった。

栄屋酒場。実に素敵な居酒屋だった。

《前回訪問:2007.09.08》



衣笠のバスターミナル
京浜急行が久利浜までの時代、衣笠は三崎へのターミナルだった。


鳥一


天国


中央酒場


栄屋酒場


よく仲乃湯に通う栄屋酒場の大将


栄屋酒場


日の出町駅。埋め立てが進む以前の「三浦半島」がある。