金春湯(中央区銀座) 2010.03.26

ナカムラです。

今日(3/26)は、「金春湯(中央区銀座)」に行ってきました。
新橋駅(山手線)から、0.3キロ、5分くらいです。

社食で夕飯を食べて、久しぶりに夜なべ仕事。21:30くらいに会社を出る。早く出られれば、行ったことがない「大江戸温泉物語」か、久しぶりにお茶の水の「江戸遊・神田店」にでも行こうと考えていた。しかし、会社を出るのが少し遅くなったので、新橋の金春湯に進路を変更。

確か中央区は第二・第四金曜日は無料だったかな。。。しかし、行ってみれば「本日100円入浴デー」とある。書いてはないけど、中央区在住か在勤者だけだったような気がする。一応、番台で中央区在勤者でない旨を申告するけど、腰の曲がったご高齢の女将は「せっかく来てくれたんだから」と100円で入れてくれた。

同湯を訪れるのは5年振りくらい。江戸時代からの銭湯で昭和30年代にはビル銭に変わっている。そのため、ビル銭脱衣所の天井は高く平格天井。浴槽の男女境には古い絵付け師によるタイル絵が広がっている。古く小さな銭湯ながら、途切れなく客の出入りがある。

女湯の脱衣所からは、店の上に住んでいるとか、店の奥に住んでいるとかいうことが話題になっていた。高級クラブなども立ち並ぶ一角。店の奥に住まうという昔ながらの子供たちがいるようだった。

上がりはビールを頂きたい。髪が乾く間もなく、駅の反対側のワインバーに向かった。

新橋のワインバー「ORI ORI」。開店4年目。そして、今日限りで贔屓の客も多くなった中で、店を閉じることになった。4年前のように、今日だけは相方もカウンターの中に入っている。

10席足らずの小さな店。先々月に来た時、風邪なのか、マダムは熱がある感じで、大丈夫なのかなと思っていた。その矢先に店を閉じるという知らせがあった。

今日は、名残を惜しむ客が多く、スタンディングでの営業。混んでいるので挨拶だけの客もいた。小生が入ったのは23:00少し前。ビール、本日の赤ワイン、白ワイン、ボウモアと終電まで美味しいお酒を頂いた。

小生は組織でしか働いたことがない。想像はできても一人で店を張る労苦は分からない。しかし、1人での営業が過酷なことは容易に理解できる。みんながそう願っているように、ゆっくりと休息をとってから、いつか、どこかで、再びマダムが選んでくれたワインを頂きたい。

《前回訪問:2005.07.11.》