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池袋・前田湯
 2019.10.25.




エントランスの半分は冷蔵庫などが入り花屋として使われている。
昭和4年の『六大都市府県下浴場名鑑』にも掲載がある老舗。当時は西巣鴨町池袋大字前田。屋号は旧谷端川のほとりの田圃ばかりだった地名に由来している。

花屋とスペースを共用するエントランス、回廊のある脱衣所、入道雲が湧き立つ大海原のモザイクタイル絵。相客は少なくボロ銭の趣だけど、井戸水を薪と重油で沸かしたお湯は宝寿湯を含め4種の温度で供される清澄なもので、なかなかだ。

同湯の方と思われる親子以外、元々はカラン50機の同湯に相客は1人だけ。10年前に大将が廃業を決意したものの、息子が継ぐということで細々と続いている。

《前回訪問:2012.11.20.》




大将は昭和49年築といっていたけど、航空写真では昭和30年代の半ばにビルに変っていたように見える。





一日中かなりの雨が降った。池袋公園は池になっていた。






気になるものの今日はパスして近くの清瀧へ。