小田原・旧抹香町界隈 H15.11.22

小田原の旧私娼窟。「政の湯」訪問前に散策するが、かなり娼家の原形を残していて、心に響くものがあった。
「政の湯」は、H16/12から休業しているらしい。世離れした銭湯だったが・・・。

戦前は遊廓、戦後はカフェーとして営業していた。
最近までは、浜町旅館街として、主に水産関係の人に利用されていた。しかし、旅館跡はあるものの、営業している旅館は見当たらない。

川崎長太郎が20年代の終わりにこの町を作品に登場させたことで、有名になったようだ。



黒塀が残る路地と、和洋折衷の意匠の家


旧抹香町で一番の大店だったと思しき建物。
正面の道は川だったから、正面には小道が、
建物の傍らには橋が架かっていたと思われる。
〔現存セズ(H18.8.6.再訪時確認)














旅館は見当たらなかったけど、料理屋は何軒か見ることができる。
静かな町なので、なんでこんなところにという感がある。


旅館跡。近年まで営業していたのかな。








渋取川の暗渠。かつては川の傍らに小道があり、娼家が連なっていた。
駐車場になっているところにも、腰周りに鉄平石を配した張った娼家のがあった。