松本湯(中野区東中野) 2015.07.31.
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マンション下駄履き銭湯だけど、三ノ輪の大勝湯を思い出す都内屈指委の大型銭湯。鶴の懸魚に替って、今はインコのステンドグラスが客を迎える。

元々は、松 竹蒲田撮影所の近くで開業し、昭和11年に東中野に移って来た。現在のビルに建て替ったのは26年前の平成元年という。

「湯遊びひろば」を名乗ってはいな いけど、カランは宝マークのレバー式、洗い湯を流す溝の蓋はDENKENと関西の業者が施工しているようだ。

広い浴室の広い浴槽は、紀州の備長炭を50キ ロ沈めたという「紀州備長炭風呂」。天然の井戸水をガスで沸かした清澄で柔らかなお湯は、42度弱の寛ぎ易い温度で大量に供給されている。

奥にある合計6 座席並ぶジェット系もグッド。奥壁には深紅の空を飛ぶ荒鷲の切り絵調のモザイクタイル絵が大迫力。珍しいモモテツの湯桶もある。

そして、何よりも、上品で すこぶる感じがいい、素敵な女将さんが一番印象に残った。女湯も男湯も休前日の夜、友達と連れだってやって来るいい銭湯だ。

《前回訪問:2014.04.28.》
入口では枝に止まった2羽の鳥が迎えてくれる。(ステンドグラス)
”ブルームーン”とは珍しい月ということらしい。そんな満月の夜、「満月のライブ」を聴く。
松本湯近くの木造大型アパート「錦荘」。
オープン過ぎて怖い非常階段で佇んでいると、回送なのか”あずさ”が通り過ぎて行く。
東中野駅