差出人: Masayuki Nakamura
送信日時: 2010年12月8日水曜日 22:01
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 松の湯(品川区西五反田)
ナカムラです。
今日(11/27)は、「松の湯(品川区西五反田)」に行ってきました。不動前駅(東急目黒線)から、0.6キロ、6分くらいです。
まずは、目黒雅叙園で「坂本竜馬×百段階段」を見に行く。坂本竜馬はともかくとして、目黒雅叙園の「百段階段」がずっと気になっていた。目黒川からの急傾斜地に四棟の料亭が並び、それを99段の階段が繋いでいる。
昭和5年の和風下見板張りの建物。外観からは想像できない程の絵画で埋めつくされた、絢爛とした大広間がいくつも設えられている。鏑木清方以外は知らない画家ばかりだったけど、その数100名は下らない名前があった。
必ずしも洗練されている絵ばかりではない。そのため、建物としても、第一級までの価値はないようだ。一連の建物群の総称になっている「百段階段」も、檜に描かれた絵が天井にあるものの、階段自体は新建材を張ったもので、素人眼にもさほど価値があるとは見えない。
百段階段の次は、西小山と武蔵小山の商店街を散策。。。小生、築50年を越える古い木造家屋に住んでいる。相方はそれに似合う昔ながらの白い楕円の瀬戸物の表札を探していた。
古い荒物屋のデットストックを狙うしかないかなと話していたが、駅前の判子屋のショーケースにあるではないか・・・。即座に注文。
聞けば、ご主人曰く東京でこれ扱うのは数軒だろうと。百貨店にあるということを考えなかったけど、百貨店で扱っているものも同店が仲介しているらしい。偶然なのか必然なのか、偶然だけでないような感じを受けた。
夕食は、去年、五反田・海喜館に宿泊した際に見つけた古くからの洋食屋。ここの雰囲気は文化財級だと思っている。以来、いろんな記念日に使うことが多くなっている。
さて、2年前の6月以来の西五反田・松の湯。五反田駅からだと1.2キロ。今日は屋号を染め抜いたえんじ色のオリジナル暖簾が下がっている。相方は下足箱の最下段にブーツを入れる下足箱があることに感心している。
そして、前に訪れた時は番台だったけど、フロント式に変わっている。2年ほど前に改装したようだ。
湯は浅井戸からの地下水をブレンドし薪で焚く。木桶を維持し清掃は完璧に近い。中島さんのペンキ絵は毎年描き替えられる。大将は着流しだ・・・。
伝統的な銭湯として、かなり完成形に近いと言える。
入れ違いに相客が出て行ってからは、ずっと小生のみ。図らずもこんな贅沢な空間に一人だけ。貧乏性なのでもったいない気がする。こんな優れた銭湯なのに・・・。
帰路は、東急目黒線・不動前駅から三田線直通の西高島平行に乗り、ずっと座ったままで帰館。。。
《前回訪問:2008.06.28》
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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
URL: http://www7a.biglobe.ne.jp/~masayuki/ (風呂屋の煙突)
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