差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年3月20日日曜日 23:48
宛先: 銭湯ML
件名: 水口第一共同浴場(静岡県熱海市水口町)

ナカムラです。

今日(3/20)は、「水口第一共同浴場(静岡県熱海市水口町)」に行ってきました。
来宮駅(伊東線)から0.7キロ、10分弱です。

今日は、朝から自治会の寄り合いに出て疲れる。
身体も疲れているし、電車でゆっくりして、静かな湯に浸かりたい・・・。

戸塚駅で崎陽軒の駅弁を買って、休日に割り引かれるグリーン車に乗り込む。
通勤で日々利用している東海道線だけど、弁当を持ってグリーン車に乗ると、静かだし、まったく趣きが違う。

1時間ほどで熱海。伊東線に乗り換えて、次の来宮駅で降りる。
途中の水口第二共同浴場は、「本日定休日」の札が架かって、鍵がかかっていた。
60年以上続いているらしい、独立した脱衣所すらない、極めて簡素な共同浴場。

さて、水口第一共同浴場。
平成10年に熱海市有に移ったらしい。
恐らく、それまでは、小生のような横浜市民は入れなかったのだろう。

入口には自販機がある。水口第二共同浴場にはない、脱衣所もある。
向かって左側が男湯と聞いていたが、入っても相客がいないので、少し不安が残る。
反対側から物音が聞こえるので、「横浜から入りに来た者ですが、男湯はこっちでいいのでしょうか」と尋ねる。

間違いないことと、入浴料の払い方を教えてもらう。
料金箱と書かれた木箱の横に封筒が下がっていて、その封筒に名前を記して250円を封入、木箱に投じる仕組みになっている。

脱衣所の広さは、幅1間半、奥行1間くらい。
外壁側に脱衣ボックス。その他、ベンチ、扇風機があるだけの簡素なもの。

浴室は、幅1間半四方くらい。
人研ぎ石のがっちりとした浴槽に湯が満たされている。
誰も入っていないし、溜めてから時間が経つのか、湯温は41度弱くらいと温かった。

出しっぱなしにしない旨の貼り紙があるが、とりあえず、蛇口を捻って源泉を投入する。
源泉の温度は手を差し入れられないくらい熱い。

石鹸箱の蓋で掬って味をみると、予想に反して塩辛くない。
塩分を含んだ湯の常として、髪を洗うと、髪の毛がパサパサになるけど、ここはそうはならない。

水口第二浴場は塩辛かったし、髪の毛はパサパサになった。
近いけど、こことは、泉質が異なっているようだ。

13:45から14:30滞在。
出掛けに相客がひとりやってきた。
温いと思ったのだろう、半開の蛇口を全開にした。

これじゃ、後の人が大変だからと。
普通の温度は43度から44度なのかな。

上がりは、向いの小山酒店で、赤ラベル。

そして、中央町、渚町と散歩して、11年に破綻し今は熱海市の所有になっている元旅館の「起雲閣」を見学。
この建物、東武鉄道の創業者根津嘉一郎の熱海別荘だったもの。
なかなか見ごたえのある建物だった。

帰りは、中島水産市民市場で寿司と塩辛を買って、再び赤ラベルとともに電車に乗り込む。
ここは、地元の方に聞いた店だけど、地元の魚が安く並んでいる。








封筒に名前を書いて、250円を入れる。








平成10年に熱海市有になったようだ。
それまでは、外来者は入れなかったんだろう。


平成5年築の浴槽。
同じ形だけど。浴槽は第二共同浴場の方が立派だった。






男湯の天井。結構歪んでいたりする。