差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2009年2月15日日曜日 21:49
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 仲の湯(横浜市南区中村町)

ナカムラです。

今日(2/15)は、「仲の湯(横浜市南区中村町)」に行ってきました。 阪東橋から、0.9キロ、10分くらいです。

昨日は2月にしては異常な暑さだった。春一番も吹いたらしい。今日もこの時期にしては暖か く厚手のコートは持たずに家を出る。

久し振りに横浜の下町を散策して、お気に入りの「仲の湯」で休憩。同湯のある南区中村町は 「簡宿」というドヤが小規模に集積する土地でもある。かなり濃い土地柄だ。

そして、同湯は隣湯「永楽湯」とともに横浜で最大級の銭湯だろう。湯を沸かす釜が2つある ということを聞いたことがある。そして、永楽湯はあの旧鎌倉館とはご同族らしい。今は湯釜 が2つ要るほどの客は入らないだろうけど、仲の湯は土曜日が定休日なので、小生は日曜日に 来るので空いていたことはない。

同湯の内装の豪華さは横浜随一。そして、スー銭を除けばこれも神奈川随一の露天風呂がある。 表には何の表示もないものの同湯の露天はなかなかだ。東京勢と比較しても引けを取ることは ない。出たり入ったりするたびに身体の向きを変える。つまりは露天風呂に風景があり、向き よって見える風景が変わる。付け加えるならば薬湯がとてもいい。今日は沖縄ウコンの薬湯で 爺さん勢も順番待ちで入っていたくらいだった。

ビジュアルも奥壁の切り絵調のモザイクタイル絵や男女境のレトロな絵付けタイル絵など充実 している。さらに、番台上には渓流で水浴する裸婦を描いた大型の日本画が掛かっている。頂 いた先代が亡くなったということで、由来はわからないとのことだったけど、こんな大きな日 本画を素人が描くことはできない。気になった。

上がりはいつもの「内藤酒店」で立ち飲み。今日は向かいの炭火焼き鳥屋で5串を頼んでから 訪れた。おばあさん一人で切り盛りしている焼き鳥屋さん。初めての客と見て「高くてごめん ね」という言葉があった。確かに場所柄もっと安いとは思っていたけど、炭火焼きの焼き鳥が 1本120円。決して高くはない。向かいで飲む旨を告げると焼き上がったら届けてくれると いう。おばあさんのこういうサービスには心揺さぶられる。

内藤酒店の女将と、今度は「竹越精肉店」のハムがツマミだねという話しをしていたら、何や らチャーシューが絶品らしい。今度来る時までは待てず、帰路、100グラム400円也のチ ャーシューを買ってしまった。竹越精肉店は、昭和10年に先代が親方から経営を引き継いだ 精肉店。なかなかの歴史を有している。チャーシューは明日の晩酌のお楽しみ。

2軒目は横浜橋商店街の蕎麦屋「浄栄庵江戸藤」。創業120年の横浜橋きっての老舗だ。蕎麦 猪口が数百個飾ってある。ごぼうの唐揚げ、蕎麦揚げで燗酒2合をいただく。徳利とお猪口に も拘りを持っているようだ。なかなか質素な肴に美味しい燗酒。でも、最後に頂いた蕎麦はや やインパクトに欠けたかな・・・。

横浜橋商店街。ここは、横浜の下町だけあって、食堂、飲み屋、惣菜屋が充実している。今日 はもう食べられないけれど、惹かれる惣菜屋が多くて困る・・・。帰りには明日の朝食用にと 総菜屋でごぼうの天ぷらを購入。椎茸の天ぷらをオマケにつけてくれた。

《前回訪問:2008.01.06》

*************************************************
ナカムラ (Masayuki Nakamura)
メイン:masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp  
URL: http://www7a.biglobe.ne.jp/~masayuki/ (風呂屋の煙突)
*************************************************







旧横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター


旧赤線街の入り口。2本の古い街灯の支柱が残る。


旧横浜市立大学医学部。


旧横浜市立大学医学部。
解剖用の遺体が運び込まれていた旧別館の通用口。



中村町


浦舟人道橋 〜旧「西の橋」の移設