差出人: Masayuki Nakamura
送信日時: 2018年5月30日水曜日 9:16
宛先: 銭湯ML (sento-freak@freeml.com)
件名: 大塚記念湯(豊島区南大塚)

ナカムラです。

今日(5/6)は、「大塚記念湯(豊島区南大塚)」に行ってきました。大塚駅(山手線等)から、0.4キロ、4分くらいです。

大塚駅で山手線を潜ると、早稲田行の都電荒川線は急な坂道を登る。その坂が一息ついた辺りに同湯がある。屋号の“記念”は、元号が大正から昭和に変わったことを記念して改名したという。風呂屋の歴史はそれより長いようで、かなりの古豪銭湯だ。

現在はかなり大きなマンション銭湯。1階が公衆浴場で、2階が独立したサウナ店となっている。昔は方々で見た形態だけど、サウナ店は廃業し銭湯のみとなっている所が多い。大塚では隣湯の玉の湯も“玉泉”という屋号のサウナ店が男湯だけ残っている。独立したサウナ店が、大塚では根強く生き残っているようだ。

入口に暖簾はなく、”不審者は入らないで下さい”といった趣旨の張り紙があるコインランドリーの隣に大きなエントランスホールがある。各段の扉が赤・白・青の3色に塗り分けられた下足箱は、木札の松竹錠のもの。傘立てには”悪質な置き傘は当日中に撤去します”とある。悪質な置き傘ってどんなものだろうか。客層が様々だからか、店側がちょと神経質だからか、ちょっと注意書きが多く、表現が妙な感じで尖っている。

開け放たれた自動ドアを入れば絨毯敷きのロビースペース。少々物が多く詰め込まれ圧迫感がある。相方が2人分の風呂銭を渡し、小生がスタンプ帳を差し出す。下足符札とロッカーキーの交換方式だけど、男湯だけでなく女湯にも求められるのは珍しい。

脱衣所は、幅3間半、奥行3間ほど。天井はカマボコ型で、天井一面に青い色合いの宇宙の絵が広がる。戸越銀座の記念湯(廃業)や武蔵小山の入間湯でも見たことのある絵柄。竹林などとともに鈴和建設の“カタログ”にあったのかなぁ。改築当時は評判になっただろうし、今でも同湯最大の売りになっている。

ロッカーは島ロッカーが1つと、男女境側に松竹錠シリンダ式のもの。少ないながら樹脂製の脱衣籠と、それを収納する棚の設えもある。アナログ体重計は久し振りに遭遇するTANAKAのもの。最近はHokutowが多かったような気がする。Hokutowは既に破綻したメーカーというけど、メンテナンスなどをどこかが手掛けでいるのか。

男女共用のロビースペースとは別に、脱衣所内にもパーティションで正方形に仕切られたそこそこの広さの休憩スペースが有って、テレビ、マッサージ機、自販機などが置かれている。

“おばあちゃんの原宿”の巣鴨地蔵通り商店街。そこに、界隈ではちょっと知られた丸治(マルジ)という昔ながらの衣料品屋があって、赤いチャンチャンコなど、これでもかというほど赤い色の衣類が売られている。しかし、これを身に付けている人に遭遇したことはない。しかし、鍛えられてたの身体のご年配が、シャープに赤いブリーフを着こなしていた。格好良いもんだなと感じる。小生、丸治で買ったレッグウォーマーを昨冬愛用したけど、今度は赤パンツも買おうと決心した。

浴室は、3間半四方の空間。天井高は1間と2/3ほどと高くない。古いからなんだろうけど、コンクリに直塗りは珍しい。

島カランは2列で、カラン数はセンターから4・6・6・6・0・0。

浴槽は外壁に38度を下回るかなり温い細長い泡風呂と水風呂。関西の銭湯のように踏み込み段があるのが珍しい。主浴槽は、奥壁に沿って、スーパージェット×2、主浴槽、宝寿湯系の薬湯。変わった所では奥壁が一部窪んでいてそこに1人分の寝湯が置かれている。湯温は薬湯が最も高く42度半、残りは42度弱という感じだった。

ビジュアルは、奥壁に菜の花畑の写真が貼られている。鈴和建設によるものと思われ、30年近くが経過しているのだろうあか、かなり色が褪せている。

上がりは自販機で久し振りに好物のドクターペッパー。かなり地味な飲み物だけど、ずっと無くならないしぶといいやつ。

日曜日の18:00から18:50に滞在。相客は10数人ほど。最近は何処の銭湯に行ってもそこそこ客が入っている。後継者問題はともかくとして、残っている所は需要と供給がそこそこ均衡してきているのかな。どうなんだろうか。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
URL: http://furoyanoentotsu.com(風呂屋の煙突)
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      沿線にはボランティアによってバラが植えられている。










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