親松の湯（横浜市神奈川区六角橋）

差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2006年11月9日木曜日 21:52
宛先: 銭湯ＭＬ (sento-freak@kt.rim.or.jp)

件名: 親松の湯（横浜市神奈川区六角橋）

ナカムラです。

今日（11/7）は、「親松の湯（横浜市神奈川区六角橋）」に行ってきました。
白楽駅（東急東横線）から、０．６キロ、７分くらいです。

駅前の六角橋商店街は、横浜三大商店街のひとつ。「千代田湯(横浜市神奈川区六角橋)」をはじめ、昭和３０年代の建物からなるイニシエの風景がある。特に、｢仲見世通り商店街｣は、戦後のマーケットの風景が色濃く残る。そんな、旧市電ターミナルでもあった古い繁華街、六角橋に同湯はある。

伝統銭湯をコミカ風呂ブランドで改装した銭湯。変っているのが、トレードマークのピンクのネオンが、ファッサードを走るのではなく、油井型の煙突に取り付けられていること。ただ、短い蛍光灯のようなネオン管が、煙突上部にちょこんとあるのは、少し間抜けな感じではある。

｢親松｣とは何だろう。辞書を引いても出てこない。単なる、親松さんちのお風呂屋さんなのか･･･。ただ、タイル張りの増設フロント室の前には、昔からのものだろう、かなり立派な掛かり松がある。

入り口を入ると小さな靴脱ぎスペースに松竹錠の下足箱。自動ドアでフロントに入ると、直ぐにカウンター。｢サウナとで｣と言うと、ひっかけキーと黄色の大小タオルが出される。入浴料４３０円にプラス１００円。さすが、六角橋の銭湯だ。

脱衣場は、幅３間強、奥行３間ほど。オリジナルは幅２間半だっものを、少し増築したようだ。天井は、鏡板が白く塗られているけど、確かな格子の材の、立派な折上げ格天井だ。煤けた天井扇とともに、昭和中期的な照明器が天井から下がっている。妙な教訓が認められた巨大な墨書があったり、大きな絵の額があったりと、変っている。そういえば、つい先日行った、仲の湯(中村橋)にも大きな絵画があったので、なんか浴場組合かなんかの関係なのか･･･。

ロッカーは、入り口方の壁側と、島ロッカーが横置きに１つ。錠は松竹シリンダ錠。その他、TANAKAのアナログ体重計などがある。

浴室は、幅３間強、奥行４間。天井はプラ板張りの３段型。外壁側が、脱衣所と同じく増築されたようにも見えるものの、外壁の材も相応に古く、観ただけでは、オリジナルか増築か、確固たる判断が出来なかった。

島カランは２列で、カラン数は、センターから４・６／６・６／５･５。庭の大きな池を望む外壁側のカランは鏡すらない。

浴槽は結構充実している。奥壁センター寄りには、個室のラドン浴泉。湯音４１度のじっこうの湯で、なかなかリラックスできる。真中が寝湯で４３度くらい。外壁側が２段の深槽になっていて、周りに岩が置かれ、それなりのアクセントになっている。外壁の一部がガラスブロックになっていて、この雰囲気に合っている。湯温はやはり４３度とやや高め。

乾式サウナは５、６人用の普通のものだけど、室温が１１０度と、銭湯のサウナとしては温度が高い。だからか、１．５人用くらいの水風呂の稼働率も高い。
サウナ室に入ろうとして、小生がひっかけキーの扱いにまご付いていると、刺青の爺さんが、中からわざわざ開けてくれた。こういう交歓は好きだ。競輪が好き。さらに、風呂屋で道草してると、かかぁに怒られると、笑っていた。

上がりにビールを探すが、置いていなかった。
火曜日の２０：３０から２１：４５に滞在。波はあるものの、相客は３０人くらいか。サウナ客も多く、それなりに繁盛している銭湯だった。

心のクールダウンが必要で同湯にやってきた。｢仲見世通り商店街｣の濃い居酒屋を物色はしてみるものの、パワー不足で、飲まずに帰館･･･。

*************************************************
ナカムラ　（Masayuki Nakamura）
メイン:masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp　　
URL: http://www7a.biglobe.ne.jp/~masayuki/ （風呂屋の煙突）
*************************************************



	六角橋商店街･千代田湯